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リスティング広告の利用

リスティング広告

ここではリスティング広告としてオーバーチュアを例に使っています。オーバーチュアというのはYAHOO!の関連会社のサービスの旧名で、YAHOO!の検索結果ページなどに「スポンサーサイト」という枠で広告を掲載するサービスです。現在はYahoo!リスティング広告に変更となっています。このページは変更になる以前に作成したため、旧名のオーバーチュアを使ってあります。

このサービスの特徴は、検索するのに使われたキーワードに合致した内容の広告が自動的に選択され、表示されるという点です。

広告の出稿料金は、掲載された広告がクリックされた時にのみ発生します。広告料金はあらかじめキーワードに対する入札で決まりますが、オーバーチュアの場合は、最低が1クリック9円です。

類似したサービスには Google Adwords などがありますが、私はオーバーチュアーだけを試験的に利用していたので、以下はオーバーチュアを代表として取り上げています。多分利用する上での要領は他のサービスも同様だと思います。

オーバーチュア広告を利用する利点

オーバーチュアのようなリスティング広告を利用する第一の利点は、SEOをさほど意識しなくても良い、という点です。作ったばかりの新しいサイトであっても、ページのキーワード設定がSEO的に未熟であっても、広告を利用すれば訪問者をある程度集めることができます。

広告を利用しない場合には、いろいろと工夫をしても、作ったばかりのサイトが検索エンジンに登録され、検索結果に出るためには1ヶ月とか、ある程度の時間が必要です。また、検索結果に出るようになったとしても、希望するキーワードで上位に表示されない限りは、まとまった集客はほとんど不可能です。

広告を利用すれば、入札価格をきちんとしておけば、すぐに集客ができます。お金はそれなりにかかりますが、非常に簡単に集客ができます。

オーバーチュア広告で元は取れる?

オーバーチュアのような広告を使えば集客は簡単なのですが、問題はコストです。無限に広告費をつぎ込むわけには行きませんから。

重要なのはもちろん「広告を出して元をとれるかどうか」です。

オーバーチュア広告は最低額が1クリック9円です。ですから広告1クリックあたりで生み出す利益の平均が10円以上でなければ広告を出す意味はありません。広告をクリックした人が購入に至る率が1%だとすると、アフィリエイト報酬が1000円以上のものでない限り、元は取れないということになります。

人気の高いキーワードであれば、入札額は数十円、場合によっては数百円まで高騰していますから元を取るのは大変です。

購入に至る率は商品により、また設定するキーワードや、広告のリンク先ページのコンテンツなどによっても変化しますが、いずれにしろ高額報酬の商品でない限りはオーバーチュアでは元が取れない、ということは容易に予想ができます。

ですから、アフィリエイターで広告を利用しているケースのほとんどは、金融商品であるとか、情報商材であるとか、報酬が高額であるものに限られています。

オーバーチュアを試してみよう

実際にどんなアフィリエイト商品に広告を使うか、果たして利益が残るかどうか、については実際に試してみないとわからない点が多々あります。

オーバーチュアでは予算の上限を決めることもできますから、まずは一定の金額の範囲内で実際に訪問者が確保できるかどうか、そして利益が出るかどうか、ということは試して確認してみる必要があります。

広告費を上げれば広告のクリック率は上がります。しかし広告費を多少抑えても、クリックされる回数がゼロになるわけではありません。重要なのは、とりあえず費用対効果を確認することです。

試す期間は少なくとも数ヶ月は必要です。というのは、アフィリエイト広告の場合、成果が確定するまでにはしばらく時間がかかるからです。

試してみて、収支がとんとんか、多少の黒字であれば、継続しましょう。もう少しキーワードやページのコンテンツを工夫すれば、成果がアップする可能性があります。

逆に収支が明らかな赤字となったならば、その商品に広告を使うのは難しいと考えた方が良いでしょう。「工夫すれば何とかなるのでは」という考え方も無いわけではないですが、個人レベルのアフィリエイターには、収支が好転するまで広告の出稿で赤字を出し続ける余裕が、経済的・心理的に無いことがほとんどです。

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