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下位ページへのリンク

トップページへのリンク効果はさほど下位ページに及ばない

従来WEBサイトを作ったときにリンクを受けるのはトップページという感覚でした。今でも相互リンクを考える場合など、トップページからトップページへのリンクが最重要視される傾向にあります。

トップページからのリンク、というのは、一般的にトップページがもっともページランクが高いですから、そこからリンクを受けるのがもっとも効果が高いということ。これは納得できます。

ところが、トップページへのリンクの方はどうでしょうか。多くのWEBサイトではトップページは導入であって、きちんとしたコンテンツ、特にアフィリエイトで商品紹介などをしているコンテンツは主に下位ページにあります。

トップページのページランクが高くなれば、下位のページのページランクも高くなる…まあ嘘ではないと思いますが、トップページへの評価を多くの下位ページが分散して受けることになりますから、直接リンクを受けるトップページほどの効果は望めません。つまりトップページによほど良いサイトから多くのリンクを受けない限りは、下位ページにさほどの恩恵が及ぶとは考えにくい、ということです。

ディープリンク

トップページへのリンクに対し、下位ページに対して受けるリンクを、深い位置にあるページへのリンクという意味で、ディープリンクと呼びます。

ディープリンクを受けるということは、その特定のページに何か役に立つ情報が掲載されているということ。深い位置にあるページがリンクを受ける、つまり評価を受けるということは、そのサイト全体のレベルが高いと考えることができます。

従って、どうも実際にはトップページへのリンクよりも、ディープリンクの方が検索エンジンには高い評価を受けているのではないか、と考えている人もいます。

その真偽のほどはわかりませんが、ディープリンクが有利である、ということは言えると思います。

深い位置のページというのは、情報としては小さいものである場合が多いです。小さい情報というのは他のサイトであってもトップページで取り上げられることは少なく、下位のページに埋もれていることが普通です。つまり、そのページで使われているキーワード、そのページに掲載されている情報は、もともと競争が小さいと言えると思います。

そうした低レベルの競争が行われているところへ、外部からのリンクを受けたりすると、他のサイトの同様に埋もれているサイトと比べて頭一つ飛び出すことができるのではないかと予想されるのです。

例えばノートパソコンを紹介するサイトがあったとしましょう。トップページからはメーカー別ページへのリンクがあります。メーカー別ページからはメーカーごとの各機種を紹介するページへのリンクがあります。さらに各機種のページからは、オプションや周辺機器の紹介ページへとリンクがあったとしましょう。

オプションになっている製品を紹介しているページは下位に埋もれています。実はメーカーや大手のショップのページでも同様。トップページでは大手にとても太刀打ちできなくても、下位の方のページであれば、ページの重要度にさほどの違いは出てきません。

そこに、第三者から直接リンクが張られることになれば、抜きん出ることができる、という寸法です。

アマゾンのトリック

実はアマゾンはこの点で非常にうまいトリックを使っています。アマゾンへアフィリエイトリンクを張る場合、商品ページへ直接張ることが多いです。アマゾンに張るリンクにはもちろんアフィリエイトコードが埋め込まれていますが、これを検索エンジンのロボットがたどるとどうなるか。

私のサイトのアマゾンの書籍紹介リンクをたどった検索エンジンのロボットは、アマゾンのサイトに仕掛けられたトリックにより、アフィリエイトリンクではなく、アマゾンの商品ページへのリンクだと判断するようになっています。

つまり、アフィリエイトで作った商品リンクが、検索エンジンには商品ページへのディープリンクと解釈されるようになっているのです。

実にたくみですねえ。我々はせっせと商品紹介をして、アマゾンのページを検索結果の好位置に押し上げている、というわけです。

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