対話型AIとAdsense

前の投稿ではChatGPTやBardなどの対話型AIがAdsenseやアフィリエイトの収益に及ぼす影響を考えました。要するに、多くのWEBサイトでは集客ができなくなって、Adsenseやアフィリエイトでの収益は激減するだろうということです。サイトの存在価値が問われる事態になるからです。

対話型AIは「まとめる」のが大の得意ですから、いわゆる「まとめサイト」などは全滅するかもしれませんね。

では、情報を求める人がChatGPTではなく、検索で探したいと思う情報、それを掲載しているサイトを作れば良いわけです。一体それはなんでしょうか?

対話型AIで完結しない

単に解決策や、回答を求める場合にはChatGPTで完結してしまいます。それ以上のアクションは必要ありませんから。それならば「解答だけを求めているのではない」人にアピールする、「それ以上のアクション」の方に力を入れれば良いわけです。理屈の上では。

その前に解決策が一つ。対話型AIでは提供できない情報の掲載です。変な話ですが、H系サイトは不滅でしょうね。対話型AIからはそのような情報は排除されるでしょうから。フェイクやヘイトをてんこ盛りにしたサイトなどは、対話型AIが今後提供するであろう「正しい答え」以外を求める人にはニーズがあるはずです。最も検索エンジンの方から今後外される可能性は否定できませんが。

でも多くの方は、やばいサイトを作ろうとは思わないことでしょう。ではどうしたら良いか?

それ以上のアクション

「それ以上のアクション」に繋がるコンテンツが重要になると思います。サイトへの訪問者が「次の行動」へと移ることを前提としたサイトですね。

例えば私の妻は、よく「子どもの受験体験」が書かれているブログをあさっています。ChatGPTは子どもの受験体験をしていませんから。私には他人の話を読んでも全然意味があるとは思えません。でも妻は「共感する」「安心する」というのを望んでいるわけです。「正しい」も「正しくない」も関係ありません。妻は子どもが小さかったころは「子育て中のお母さん」のブログを読んでいました。今後は「親の介護ブログ」とかに移っていくのではと予想しています。共感するためには「人間の筆者」が必要なわけですね。

私は現在タブレットの購入を考えています。でもiPadは高いです。また使っているスマホもAndroidです。それを考えると、安価なAndroidタブレットから選ぼうかと思っています。でも、何を買ったらよいでしょうか?比較サイト?全然使い物になりません。特定のニーズに基づいて作られていませんから。売れ筋を並べてアフィリエイトをしているだけです。淘汰されるサイトですね。

サービスや商品に繋がる

対話型AIは「解答」を教えてくれます。ではそれがそのまま実行可能かというとそうは行きません。何らかのツール(商品)や手伝ってくれる人(サービス)が必要になることもあります。場合によっては商品やサービスを探している場合もあります。これは人によってニーズが千差万別です。対話型AIのように「万人受けする情報」をまとめていたのでは、情報として不足があります。ですから、そのような情報へのニーズがなくなったり、ChatGPTに取られてしまったりすることはないと思います。

「私はどのタブレットを買うべきか」問題。「Androidタブレット 売れ筋」ではつまらないアフィリエイトサイトにたどり着くだけです。「Androidタブレット 3万円以下 ゲームはしない 動画は見ない SIMフリー」が私に必要なスペックなのです。でも検索をかけてもろくなサイトが表示されません。

「え?ゲームもしない?動画も見ない?一般的な使い方じゃないよね」と思われるかもしれません。でも、屋外で仕事でタブレットを使う人も結構います。そんな私にばっちりの機種が紹介されているサイトがあったら?それが検索結果に出てきたら?即クリックして訪問します。そこに体験談と共にアマゾンとかへのリンクがあったら?たどってしまいそうですねえ。その機種がAdsenseに表示されていたらクリックしてしまいそうですねえ。


投稿日

カテゴリー:

, ,

投稿者:

タグ: