■ ターゲティングを工夫する ■
こんにちは。tanzan です。
最近登録したまま放置してあったASPを利用しようかと考え始めました。放置してあったのは xmax クロスマックスというASPです。
放置していた理由は、新しいASPで魅力的なマーチャントがあまりなかったのが第一。ただ最近はマーチャントの数も増えてきて、僕のサイトに合った所も出てきたようなので、利用しようかと考え始めました。
リンクシェアのクロスオーバーサーチを使うツールは販売しないのか、という質問をいただきました。
ホームページでも返答しましたが、現在超多忙の上、子ども達が春休みでうろうろしていて手がつけられません。4月半ば以降に検討しようと考えています。
実はクロスオーバーサーチの原型が登場してすぐにリンクシェアから「使わないか?」と連絡がありましたが、その頃はデータの呼びだしにSOAPというプロトコルが使われていました。
SOAPはいささか使いづらいのでそのままにしていましたが、今回質問を受けて見てみたら、REITというプロトコルを使うシステムになっていました。
これならば、僕が作っている他のツールと同じプロトコルですから、プロトタイプを作るのはそれほど難しくないかな、と思っています。
ただ、提携の仕方などをよく検討しないといけませんね。
最近読んだ本。「エスキモーが氷を買うとき」。マーケティングの本です。
新品で買ったばかりなのに、もうアマゾンで中古150円からで売っていて、ちょっと悔しいですね。
それはともかく、この本は何年か前に出た「エスキモーに氷を売る」という本の続編です。続編を先に買って面白かったので、こちらも買ってしまいました。こちらはアマゾンで中古で買いましたが。
アメリカのプロ・スポーツのビジネスを舞台に、常識破りのマーケティングを行って、最下位常連で売れないチームの試合に客を呼ぶという話。
いくつかのポイントがありますが、第一はターゲティング。
つまり、売り込む対象を絞るということですね。一般向けに広く広報するのではなく、関心を持ってくれそうな層に集中的にアクセスする方法を考える。
これはインターネットの世界でも言われていることですし、うまくやれば、インターネットの世界なら、コストを最低限にして実施することも可能です。
例えばこのメルマガは、アフィリエイトに興味のある人だけ2千人以上に送られています。問題は、財布の紐をなかなか緩めない読者ばかりだ、という点ですが…。
このあたりは次のポイント。相手にとって「買わずにはいられないような提案をする」。
情報商材にやたらおまけを付けて「全部で十万円分の商材が今回はたった1万円!」とかやっている人、結構いますよね。
まあ、十万円分の商材が有効かどうかは別にして、方向としては同じようなものでしょう。値段を下げずに、コストの安いおまけを付けてお得感を出す方法ですね。
ではアフィリエイターなら、どうやってお得感を出せるでしょうか?
これは非常に難しいですね。ポイントサイトならともかく、一般のアフィリエイターは、マーチャントが用意するもの以外を提供することは困難ですから。
考えられるのは、マーチャントが用意する「お得感」をうまく演出すること。
例えば手数料が無料ではないクレジットカード。一般的にアフィリエイト報酬は高めですが、簡単には成果は出ません。
でも、事実僕自身が有料のクレジットカードも持ってしまっているんですよね。なぜか?それはカードの年会費を払っても、なおかつお得だと感じたから。
それをうまく表現できれば良いはず。
でもホームページにそれを書いておくだけでは、ほとんど誰も来てはくれません。SEOと言っても、最近は無茶苦茶競争が激しい上に、報酬が高いクレジットカードを紹介しているサイトなんて、一体いくつあることやら。
アフィリエイターはみんな同じ条件、同じ情報に基づいてサイトを作りますから、僕なんかよりずっとうまくサイトを構成する人も多いことでしょう。
ではどうするか?第一のポイントに戻ることです。
つまりターゲティングですね。
クレジットカードの売り込みたい機能を必要としているのは誰か?と考えて、その層にうまくアクセスできる方策を考えるのです。
例えばロードサービスが無料で付くカードがあります。このようなカードを必要としているのはどのような人でしょうか?
それを割り出したら、メルマガとか、コミュニティ・サイトなどを使って、興味のある人たちへのアクセスを確保します。
あらかじめ、興味を同じくする人たちへのアクセスを確保しておいてから、商品の提案を行うのが重要です。
「でも、ロードサービス付のクレジットカードを売り込んじゃったら、それでおしまいだよ?」
では次には、新しい機能が搭載されたカーナビを紹介するのはどうでしょうか?
お気づきかもしれませんが、ロードサービスとかカーナビとかに興味のある人とのアクセスを確保するためには、情報を発信する側、つまりアフィリエイターの側もある程度の知識と興味を持っていなければ続きませんし、人をひきつけられません。
ですから単に「報酬が良いから」と考えて始めても、利益が出るまで続けることが出来ない可能性もあります。
では、クレジットカードなんていう高報酬を狙わずに違う路線で行きましょう。
例えば「アイスクリーム」なんてどうでしょうか?まぐまぐでアイスクリーム関係のメルマガを検索したら、たった3誌。読者数も非常に限られています。
世の中には僕も含めてアイスクリーム好きは数知れないはず。そのような人たちには、お取り寄せでしか手に入らないスーパーなアイスを紹介するだけで、結構アピールするかもしれません。
しなければいけないのは、もちろんアイスクリームの情報を得ることもありますが、それ以上に「アイスクリームを好きな人たちを集める」ことです。
アフィリエイターの悪い癖は、すぐに買わせようとすることです。その前に、特定の興味のある人たちにアクセスする手段を考えるのが効果的です。
これは単にSEOをかける、検索キーワードで惹きつけてすぐ売りつける、のではありません。SEOはまず「囲い込む」ために使います。
まあ言うは易し、ですけど、実際にはなかなか自分が得意な分野で利益の出る商材が見つかりませんし、メルマガ発行とかも手間がかかりますから大変なんですけどね。