■ Google Analytics を使ってロスを減らす ■
こんにちは。tanzan です。
アフィリエイトWEBサービス・ツールに新しく、ストラップやと、アルク・オンラインショップのモジュールを追加しました。
ダウンロードはこちらから。どちらも無料です。その代わり動作保証やサポートは無しですが。
僕はどちらも自分のサイトで実際に使用しています。
カエルの携帯ストラップ
日本語教師資格教材
さて、次はどこのショップ用モジュールを作ろうか。リクエストがあればお願いします。
■ アフィリエイト・ニュース・ピックアップ
ネット広告の一本足打法では生き残れない
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000016012009&landing=Next
今回は日経が運営する NIKKEI NET IT PLUS の記事です。
簡単に言えば、広告だけのビジネスモデルのサイトは経営が難しくなり、リアルなビジネスとの結びつきがあるところが堅調、という分析です。
アフィリエイトというのはまさに広告だけのサイトの最たるものですし、最近の多くのアフィリエイトサイトの凋落も同じようなものではないでしょうか。
もちろん、WEB広告は全体として伸びていくでしょうが、個々のアフィリエイト・サイトへの分配は減る傾向が続くと思います。
このメルマガでも、実際に何かを売る、ということを何度も提案しています。それで生活しようというのは大変ですが、お小遣い稼ぎであれば、ちょっとの工夫と投資で何とかなるものです。
月にアフィリエイト収入が千円とか、低迷しているような場合、何かを千円で仕入れて2千円で売ることができれば同じ利益が得られます。
例えばこちらのとんぼ玉ショップ。中には赤字で売っているものもありますが、原価500円のものが2000円で売れることだってあります。
「トラフィックはあるのに、アフィリエイト収入が上がらない」というようなサイトの場合、収益モデルとしての広告に限界があるのかもしれません。
僕のところの論文の書き方サイト、1月18日の訪問者は1950人でした。平日は多く、休日は少ない傾向がありますが、1日平均は1500人を超えるでしょう。個人サイトとしては結構なトラフィックですね。
でも利益は…1日平均にすると千円前後。訪問者一人当たりだと1円以下です。少ないですね。
このサイトの収益は、AdSense とアマゾンの本がほとんどを占めています。AdSense に広告を出している会社やアマゾン、そしてアマゾンで売っている本の出版社は、当然僕以上に利益を出しているでしょう。
僕の収益モデルは、そうした他社の広告費のおこぼれを頂戴することです。広告費は「できるだけ抑えたい」のが現実ですから、僕の収益モデル、つまりアフィリエイトは限界があるのは明らか。
ではどう打開したら良いか。広告を出す側に回ることですね。何らかの商品があれば、自分のサイトでの広告費は無料。理屈の上では他社よりも有利です。
「ドロップシッピングはどうか?」
まあ、悪くはないんですけど。でも、結局他人に支払う手数料分がアフィリエイトほどではないにしろ結構ありますから、自分でモノを作ったり仕入れたりして売るほどの利益は出ません。
小遣いが欲しいなら、むしろ自分で商品を手にしてそれを売る方が向いているように思います。
Google Analytics を使って分析して気づくことに、自分のサイトの直帰率の高さ、滞在時間の短さ、平均ページビューの少なさ、などがあります。直帰率というのは、まっすぐにサイトから出て行ってしまう人のことです。
もちろんサイトによって異なり、僕のサイトで Google Analytics を使って観察しているものの中で、ここ一週間で千人以上が訪問したところだけを調べてみると、直帰率が低いところで40%ちょっと。高いところだと80%以上あります。
低いところでも10人に4人はすぐに立ち去り、高いところだと10人に8人はすぐに立ち去っている、ということです。
これはもったいないことです。一週間に800人はすぐに立ち去っているのですから。年にしたら4万人以上!
どうしてもアクセス数に目が行きがちですが、サイトに訪問者が来てからどうなっているかを見てみると、意外にロスが多いことに改めて驚きます。
単純に考えれば、訪問者がサイトに長く滞在してくれればくれるほど、広告をクリックするチャンスは増えますから、一度来た訪問者をできるだけ長く留める工夫が必要になります。
SEOは検索エンジンに対する働きかけですから、検索エンジン次第。でも、キーワードの設定はあまりいじらずに、訪問者を引き止める工夫というのは、自分のサイトの中だけで行うことができます。
特に、Google Analytics では、どのページから入った人の滞在が短いか、どんなキーワードの成績が悪いかがわかります。そのようなページのナビゲーションの改善や、キーワードに対する情報の整備などを行えば、成績が向上する可能性があります。
具体的には、アクセスが多いキーワードに関連した情報を、ページの上部に集中させる、他の関連ページへのリンクを判りやすいところに付ける、などが対策になります。
もう一つは、広告をクリックしたことをトレースできるようにして、それを目標設定にしておくことで、どのようなキーワード、どのような経路でやってきた訪問者が広告をクリックしたのかまで、特定することができます。
普通のアクセス解析だと、多くのキーワードで訪問者があることはわかっても、その内の何が成果に繋がっていたかまでは把握できませんでした。
Google Analytics を使いこなすと、アクセス数の多いキーワードが意外に成果に繋がっておらず、もう少し下位のキーワードがアクセス向上に寄与していることがわかったりします。
もっと工夫すると、overture からの訪問者を捉えることもできるのですが、あるサイトでは、なんと、overture からの訪問者は一人も成果に繋がっていないことがわかって、さらに愕然。
つまり、無駄金を使っていたことがはっきりしたわけです。
Google Analytics でも、利益を出す方法を教えてくれるわけではありません。それには試行錯誤が必要です。
でも、損失を出していることや、逸失利益が存在する可能性が高いことは、十分に認識させてくれます。