■ Google Analytics を使う ■
こんにちは。tanzan です。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
Google のページランク(PR)に変動がありましたね。僕のところでは、PRがアップしたサイトが9個、ダウンしたサイトが12個と、全体的にはダウンとなりました。
でも実感としては、人が来るサイトがアップし、人が来ないサイトがダウンした、という印象です。まあ、妥当な評価だ、ということですね。
ブログにトラックバックを送ってきたので、元のブログを見たら、記事はWikipedia の文章に手を入れたもの。無茶苦茶沢山のブログからの引用を並べて、トラックバックを乱発していることがありあり。
そしてもちろん、大きな Google Adsense がべったり。
いまだにこんな手口でやっている人いるんですねえ。もちろん、Adsense に通報しておきました。SPAMが来たら即通報です。
嫌がらせじゃなくて、やはりWEB上の情報のクオリティが上がらなければ、広告主が広告を出さなくなりますから。
しかし、「ホームページを見てください」と書いた年賀状を送ってくる、という手口には驚きましたが。
■ アフィリエイト・ニュース・ピックアップ
LinkShare でアフィリエイトを展開する「ユニクロオンラインアストア」が、売上げ月額10万円以下のサイトとの提携を一時停止しました。さらに1月20日からは、現行2%の報酬を1%に下げるそうです。
アパレルでは一人勝ちしている感のあるユニクロですが、それでもシビアに絞めてきます。
理由は「今後は新規のお客様を獲得することに集中」するためだそうですから、集客力の高いサイトだけを提携先として残し、いったんユニクロのサイトに来た訪問者は、ユニクロのサイトで囲い込む、という意味でしょうか。
僕は二つのサイトでユニクロの商品を掲載していました。一箇所は浴衣のサイトです。先日紹介した、検索結果で好位置に表示されるサイトですね。でもここは提携停止になりました。
なぜか?浴衣サイトですから、夏しか集客力がないのです。秋以降の成績で見たら、もちろん売上げは月10万円以下。提携停止対象です。
でも、何か変だと思いませんか?
僕としては、夏場は「ユニクロの浴衣を仕入れて売る」ような間隔でユニクロの浴衣を紹介していましたし、その頃なら売上げも10万円以上です。
どうも、ユニクロはアフィリエイターを、ビジネス・パートナーとしては見ていないように思えます。今までも、他のマーチャントから提携を打ち切られたことはたびたびあります。成績が悪い場合には、それも致し方ないことと思っています。お互い、シリアスなビジネスですから。
でも、正直、今回のユニクロのアナウンスは好感が持てませんでした。
Google Analytics というサービスをご存知でしょうか。Google にアカウントを作れば利用ができるサービスです。
何ができるかと言うと、アクセス解析や、ビジターのトラッキングなど、どこからどのように自分のサイトへビジターが訪れ、そこで何をするか、どこから去って行ったかなどがトレースできるものでした。
以前から、例えば購入ページを指定しておくと、どのような流れで、どれくらいの率で目標とする購入ページにビジターが達するかがわかるなど、かなり優れた機能を搭載していました。
僕自身は、日本語で利用できるようになってすぐに使っていたのですが、どうもアクセス解析としては中途半端。さらに、WEBショップなどのビジネスを意識したサービスのようで、あまり馴染めませんでした。
そのまま、一部のサイトでは Google Analytics で使うトラッキング用のコードを残していたところもありますが、昔から使っていたアクセス解析に戻したところがほとんどでした。
要は、使うのをやめたに近い状態でした。
ところが最近、Google Adsense のサイトにログインすると、そこに Analytics の文字が。注意してみてみると、Adsense と Analytics を融合させて利用することができるとか。
以前は Analytics では Adwords、つまりは広告主が利用できるサービスとの融合はできていたものの、Adsense、つまりは一般サイトが利用できるサービスは取り残された感じでした。これも、Analytics はアフィリエイター向けじゃないなあ、と思って離れていった一因でした。
ところが、現在の Analytics では、設定をすれば、Adsense のデータを分析することができてしまいます。
Adsense のサイトでは、チャンネルと呼ばれる仕組みを使って、各ページごとに自分で異なったIDを振っておかない限り、ページごとの Adsense の成果はわかりません。サイトごとが基本となります。
ところが、Analytics を使って Adsense のデータを見ると、ページごとの Adsense の成果が確認できる上に、ページごとのコンバージョンレートや、どのようなキーワードの訪問者が Adsense のクリックに至ったかといった統計まで
見ることができます。
つまり、Adsense の利用者を、広告主同様のパートナーとして捉え、しっかりしたツールを提供しているのです。
無論、この一方では、Adsense 掲載の条件を厳しくする(オリジナルのコンテンツの有無を精査する)とか、不正に厳しく対処するといったことも行われており、「まともにやってくれるなら、パートナーとしてツールも使ってね」というのがGoogle の姿勢であることがわかります。
アクセス解析のツールとしても、かなり強力です。ページごとの統計も、無料ツールにありがちな、「何ページまで」とか、「キーワード上位50個まで」といったような制限はありません。太っ腹です。
ロングテールを意識すると、低位のキーワードでもチェックしてみたいことがあります。そのような場合、しっかりとデータの隅々まで見せてくれる Analytics は、下手なアクセス解析ツールよりも、ずっと強力なアクセス解析能力を持っていると言えます。
多機能だけに複雑な面もあり、また、目的の機能を探し出すのに一苦労、ということもあります。それでも「これは使う価値がある」と感じて、既存のアクセス解析ツールから、Analytics への乗換えを進めているところです。
無料、かつ、自分のサーバーに重いプログラムやデータベースを置かなくても良いのですから、とてもありがたいものです。
無論、Analytics を無料で使わせて、Adsense や Adwords の精度を高め、自社の利益につなげようというのが Google の戦略でしょうが、win-win の関係を作れる可能性があるのであれば、乗りましょう。