■ 落穂ひろい ■
こんにちは。tanzan です。
前回紹介した「雅姫」という名前の美容液ですが、「冷やかしはだめ!」と書いたせいか、アフィリエイト登録された方は意外と少なかったです。今ならまだ試供品に残りがあるかもしれませんから、迷っている方はどうぞ。
http://miwaraku.com/index.cgi?mid=010019
我が家では早速頂いた試供品を女房が試し、「これ、全然違うわ!」と喜んでいますが、比べる商品が商品だからなあ。ちなみに僕も髭剃りあとなどにつけていますが、快調。美容液どころか何もつけていなかったのですから、まあ、わが夫婦はあまり良いサンプルになりませんね。
Google に新しいドメインがなかなか登録されない現象についてはここに書かれています。
http://japan.internet.com/busnews/20060425/8.html
どうやら「エイジングフィルタ」と呼ばれているらしいです。この記事によると、新たなドメインでサイトを立ち上げても半年間はだめな模様。
新しい音楽サイトの運用を開始しました。
同じようなカテゴリーのサイトで、相互リンク希望の方は連絡ください。でもこのサイトも「エイジングフィルタ」の影響を受けるんだろうなあ。
面白いツールがあります。その名も「リダイレクト検証ツール」。何をするツールかと言うと、任意のURLを入れてクリックすると、そのURLの飛び先を追跡してくれる、というものです。
「何に使うの?」
と聞かれそうですが、誰か他人のサイトにアフィリエイトらしいリンクがあるけど、どこのASPを使っているのかわからない、というような場合があります。多分そのような場合はリダイレクトという方法を使っていて、あるURLから他のURLへと自動的に飛ばす仕組みになっています。メルマガなどでよく見かける tinyurl なんかもそうですね。
ところがこのツールを使うと、本当のURLを教えてくれてしまうのです。すごいですねえ。
もう一つの使い方は、迷惑メールやトラックバックでSPAMを使い、本当のURLを隠している輩の実際のURLを暴くのにも使えます。
迷惑を受けた時、どうもそいつがアフィリエイトのリンクを隠している、ということは良くあります。本当のアフィリエイトリンクがわかればどこのASPを使っているのか、その輩のIDは何かがわかりますから、ASPに連絡すれば、不届きな輩のアカウント閉鎖に追い込むことができます。
先日もSPAMツールを使ってトラックバックをしてきた輩がいました。その人物はトラックバック元を tinyurl を使って隠していたのですが、飛び先はなんと、ブログのランキングサイトでした。つまり、他人のブログにURLを隠してでたらめにトラックバックを打ち、うっかりクリックしようものなら、ランキングサイトで1票稼げる、つまり、上位に表示される、というあくどいやり方です。
ところが残念なことにその時はこのツールを知らなかったので、ランキングサイトに通報してやりたかったのですが、正体を暴くことができなかったのです。
でもこのツールを使えばわかってしまうんですねえ。悪質なアフィリエイターがいたら、皆さんも正体を暴いてやりましょう。
「リダイレクト検証ツール」はこちらにあります。ためしに皆さんも暴いてみてください。どのように不正をしているのかわかりますよ。でも既にランキングサイトからは追放されている可能性もありますが。
http://www.searchengineoptimization.jp/tools/redirect_checker.html
もちろん自分が設定したリダイレクトが機能するかどうか、という使い方もできますよ。
さて、最近は「まっとうなサイトを作ろう」とか戦略・方向性の話を書いていることが多いので、今回はせこい話題を。
今月はじめに Google の変化で訪問者を大きく減らしたアフィリエイターが多いと思います。僕のところも例外ではありませんし、先日 ValueCommerce の方と話す機会がありましたが、ひどい人になると全滅状態に陥っているケースもあるそうです。ASP全体としても、成果が落ちている模様。またごく最近Yahoo にも変化があったようで、また一段と訪問者が減った様子。
さてそういう状況でせっかくサイトへ来てくれた訪問者を逃さずに広告をクリックしていただく、というのはとても重要であることはおわかりだと思います。新たな訪問者がなかなか見込めない以上、既存の訪問者から効率よく成果を出さないといけませんから。
クリック報酬のある広告なら、それがそのまま収益増に繋がりますし、成功報酬の商品でも、とりあえずはECサイトのほうへアフィリエイト・リンクを通して行っていただかないと成果の出ようがありません。
クリック率のアップを図るには、商品リンクを使うと良いことは既によく知られていますが、いろいろ工夫をして特定の商品リンクをクリックしてもらおうと思っても、ある程度以上はなかなかクリック率は上がりません。
僕のサイトの統計だと、特定商品の名前で最適化して、その商品名で検索している人しか来ないと思われるようなページであっても、期待している商品リンクをクリックする率は最高で50%くらい、それを継続して超えてくるページはめったにありません。普通は10%くらいでしょうか。
クリックしなかった人がなぜクリックしてくれないのか聞くことはできませんから本当の理由はわかりませんが、残り90%の人はみすみす逃がしてしまっていることになります。
この逃がしている90%の方たちにもページを工夫して、ページを閉じるのではなく、クリックしていくばくかの収入につなげよう、というせこいアプローチのことを僕は個人的に「落穂ひろい」と呼んでいるわけです。わずかであっても拾えるものは拾おう、という根性ですね。
まずそのページのメインテーマである商品へのリンクを、それ以上繰り返してもクリック率が上がる可能性は低いと思われます。
「これは探していたものじゃない」
なのか
「ここのリンクはクリックしない」
かはわかりませんが、とにかく90%の人は、こちらが中心に据えている商品リンクはクリックしないと決めてしまっているのですから。
ですから、少し外したリンクを用意します。切り口はいろいろありますが、別メーカーの同系列商品など関連商品への商品リンク、あるいは同じ商品でも異なったお店へのリンクなどが考えられます。
そして、この残り90%の人たちは「買う気がない」可能性が高い人たちですから、できればクリック報酬が付いている広告を掲載しておきます。つまり、クリックしてもらえた時点で一定の利益を確定してしまっておくわけですね。
もちろん、商品カテゴリーによってはクリック単価が付いている広告がない場合もありますから、いつも使える手ではありません。
「Google Adsense を使えば?」
と思われるかもしれませんが、商品情報と商品リンクしかないページへの掲載は規約違反と判断されるようですから注意が必要です。うっかり Adsense のクリック率が上がって来ようものなら、Google から「規約違反です」というお叱りのメールを頂くことになります。シビアですよ。最近。
もうひとつやっておきたいのは「逃げ場をなくす」ということです。
「このページには興味をひくものはないなあ。閉じちゃえ。」
となったらおしまい。でも
「とりあえずこのリンクから別のページへ跳ぼう。」
と思ってくれたらしめたもの。でもそれが、まったく利益に繋がらない他人のサイトだったら話になりません。
例えばSEO対策だと勘違いしてやたらと相互リンクを貼っているページ。そんなリンクいくらクリックしてもらっても、利益にはまったく繋がりません。SEO対策にも繋がっていないことが実際には多いですから、まったくの無駄リンクですね。
あなたのページからとにかく出て行こう、と考えた人は、ページをスクロールしてさらに見てみようとも考えないことでしょう。ですから、ページを開いた時に見える範囲にあるリンクやバナーをすべてアフィリエイトリンクにしてしまいます。それもしつこくならない程度に。
真ん中にメインの記事があるのなら、両側の細い部分にはスカイスクレーパータイプのバナーでも入れておきましょう。このようなバナーは広告であることが明確ですから、メインに使ってもクリック率は低いです。しかし逆に訪問者の視線をバナーがないところに集中させる働きがあります。さらにわずかな人でも出口として使ってくれるのならそれもよし。大きくてクリックしやすいですから。
こうやって10%でも20%でもクリックが稼げたら場合によっては大きいです。1日の訪問者が3人とかではあまり変化は感じませんが、300人のページがあったらぜひ試してください。
300人の10%は30人。1クリックで2円が稼げたら1日60円。1ヶ月なら1800円。1年で21600円になります。
そう、優先順位としては、訪問者が多いページから落穂ひろいを施すのが効果的です。