■ 計画性が大事 ■
こんにちは。tanzan です。
久しぶりに Google ウェブマスター ツールにアクセスして見てみたら、やたらにエラーが出ているサイトが。それも複数。
「え?!」と思って調べてみたら、入れておいたプログラムの飛び先が間違っていたり、プログラム自体がアップされていなかったり。これでは知らないうちに機会損失を出してしまっています。
最近 Google Analytics ばかり見ていましたが、ウェブマスターツールもチェックしないといけませんね。
あいかわらずLinkShareのクロスオーバーサーチは不安定で、商品情報が表示されたりされなかったり。
一方 ValueCommerce のウェブサービスは、Yahoo!Shopping 以外の商品情報の更新が遅く、ショップによってはいまだに年末の商品が表示され、クリックすると、
ページがないというところもあります。
これは多分、ショップの方が ValueCommerce に渡しているデータを更新していないためではないかと思います。最近東急百貨店の商品の成果が出ないようになったと思ったら、ほとんどまともに表示されていない状況でした。
アマゾンとか楽天市場は、自分のところのデータベースのデータをそのままウェブサービスで提供していると思いますから、データが常に更新されているはず。
一方、ValueCommerce や LinkShare などASPのウェブサービスは、各ショップから提供を受けたデータを ASP のサーバーから提供しているので、データ更新が遅かったり、サーバーの能力が不十分だったりすると問題が起きるのでしょう。
というわけで東急百貨店ネットショッピング用のモジュールを作ってしまいました。アフィリエイトWEBサービス・ツールからダウンロードしてください。
■ アフィリエイト・ニュース・ピックアップ
ハッピーキャンパスのアフィリエイト終了
http://www.happycampus.co.jp/
ハッピーキャンパスというこのサイト、A8.net で去年くらいからアフィリエイトをしていました。
簡単に言うと、論文のダウンロード販売サイト、論文に特化した一種の情報商材サイトのようなものでしょうか。
アフィリエイトを始めた当初はクリック報酬付きで、論文の購入に報酬が付いていました。それからクリック報酬がなくなり、さらに論文の購入ではなく、登録でしか報酬が付かなくなりました。そして今度はアフィリエイト終了です。
まあ、目的としたプロモーションが済んだ、ということなのでしょうが、アフィリエイターと長いパートナーシップを持とうという気はないようです。
アフィリエイトを続けていれば、Google で「論文の書き方」で3位、「小論文の書き方」ではトップに表示されるサイトから集客ができたのに。
最近、サブドメインに分けてあったコンテンツをまとめたり、サブドメインだったものを独立したドメインに分けたりなどの作業をしています。
また、使用しているサーバーも少し整理するなどの作業もしています。
あちらこちらのファイルのリンクの作り替えも必要ですし、場合によってはアフィリエイトリンクの付け替え。そして Google や Yahoo! のサービスに登録してあるサイト情報やサイトマップも入れ替えです。
とても手間がかかります。
このような作業をしている理由は、コンテンツとドメインが一致するようにすること(SEOですね)。そして訪問者がナビゲーションしやすくすること(コンバージョンのアップですね)など。
このようなことは、最初から考えてサイトを作っておけば、何も今になって苦労することはないのですが。
言い訳をすれば、僕自身がかなり早い時期からWEBサイトの制作や、アフィリエイトを始めたので、参考にするものが何もなかった、ということがあります。いろいろなコンテンツが一つのドメインにぶち込んであるのは、かつてはドメインの取得やサーバー・レンタルが今ほど安価かつ容易ではなかったこともあります。
まあ、過去の話はやめましょう。現在では、相当の経験の蓄積がなされてきています。情報は多くありますから、「最初から考えて作る」ことは十分に可能になってきています。
■基本はコンテンツごとにドメインを分けること。ドメインの利用料が .com で年間千円しない程度ですから、ドメインをケチることに意味はありません。
サブドメインは、あまり意味がありません。
同じコンテンツで「こちらがブログ」「こちらがショップ」などと、かなり機能的に違いがあるのなら分けても良いかと思いますが、コンテンツのサブカテゴリー的な感じでは使わない方が良いようです。
共通性のあるコンテンツならば、サブドメインにせずに一つのドメインの下にまとめてしまう方が、情報量が多いように見えます。
Google のサービスを見ても、サブドメインの位置づけはとても中途半端な存在です。サブドメインだと、Google Adsense や Analytics のデータを参照する時に、統計がとりにくくなりがちです。
最近僕が作っている新しいサイトは、トップページしかない時から、独立したドメインにしてあります。複数のドメインが設定できるサーバーを利用しているので、月にかかるコストはドメイン代・サーバー代併せて多分350円ほどでしょうか。
数えてみたら、管理しているドメインは52ありました。その中には「とりあえず確保」してあるだけで、サイトがまだないものもありますが。
そして、実を言うと、約20のドメインのサイトは赤字か、採算トントンのレベルです。
これだけドメイン(サイト)が多いと、コンテンツが十分に入れられないところも出てきます。そうでなくても、狙いが外れて需要がなく、どれだけ経っても訪問者が伸びないサイトも存在します。
サイト一つずつがベンチャービジネスのようなものですから、外れるものは出てきても当然。幸いしくじっても損害が小さいのがネット、そしてアフィリエイトの大きな利点ですから。
■サーバーは格安を避け、そこそこの機能を確保すること。サーバー会社を分散させないこと。
以前格安サーバーを使っていたら、他のユーザーが重いプログラムを動かして、一度に速度ががた落ち。無料のサービスを利用したら、PHPなどのプログラムの実行が不可能。
途中でサーバー会社を変えたら、仕様や初期設定が異なっていて戸惑うことが多々ありました。
現在レンタル・サーバーの値段は相当下がっています。格安・無料のサービスを利用するメリットはほとんどありません。しっかりしたレンタル・サーバー会社を一つ選び、そこに集中しましょう。
一つのアカウントで複数のサイトを管理できるサーバーが便利です。
僕自身はドメイン取得はムームードメインがほとんど。サーバーは同じ会社のチカッパがほとんどです。
ムームードメインは一つのアカウントでドメインをいくつでも管理できます。チカッパでも一つのアカウントで複数のサイトの管理が可能です。
そして同じ会社の「おさいぽ」というサービスを使うと、ムームードメインもチカッパも、支払いを一本化することができます。結構楽チンです。
■ブログよりもHTMLを使ったサイトを作ること。ブログはエントリーは簡単ですが、更新されないと評価も下がるようです。
また、ブログを乱造してSEO対策に使おうというノウハウも存在しますが、以前ほどの効き目はないように思います。検索エンジンの側がとうに知っていますから。
ツールを使って無意味なブログを量産しても、SPAM行為と判定され、ペナルティを喰らうのが落ちです。今日よくても、明日見つかったらおしまいですから。最近は人の目も使って確認しますし、違反行為の通報の仕組みも整っています。
品質が高く、頻繁に更新されるブログを維持するのは容易ではありません。一方、普通のサイトであれば、ライターに原稿を一度依頼して作り上げる、という手も使えます。
■コンテンツの量を増やすこと。アフィリエイトでの商品紹介があることが検索エンジンに問題視されるのではなく、コンテンツがないことが問題視されるようです。
コンテンツは、何度も書いていますが、人に頼んで作ってもOK。最近は、コンテンツを誰かに書いてもらって(多くの場合原稿料を払います)、僕が広告を入れる、というパターンをとることが多いです。
先にアフィリエイト・リンクてんこ盛りのサイトを作っておいて、書き手が見つかってからコンテンツを増やす、ということもあります。
コンテンツ、つまりは情報量が多いということは、検索エンジンの評価が高くなります。そして、コンテンツが多いということはキーワードが豊富、ということにも繋がりますから、ロングテールが機能して、より多くの訪問者が来る可能性が高まります。
■省力化をすること。集客のためのキーワードを増やすことの重要性は変わりません。圧倒的な集客力を誇る超有名サイトを一つ作る、なんていうことは、一般人にはほとんど不可能に近いことです。やはりいろいろなキーワードで集客しないと、まとまった収入にはなりにくいのです。
キーワードを増やすのは、商品情報を増やすことと同じではありません。商品名や商品情報は、多くのネットショップに掲載されていますし、アフィリエイターが本家本元の上を行くことは困難です。同じキーワードで戦ったら負ける、ということです。
キーワードを増やすのは、文章、つまりコンテンツの量を増やすのが重要です。文章を作るのには時間がかかります。コンテンツは手を抜くべきではありません。そうなると、どうしても時間が不足してきます。
時間を節約するのは、サイトの制作や更新、そしてアフィリエイト・リンクの貼付けや更新です。この部分は誰がやっても対して変わらず、そして手間だけがかかります。
ちょっと高いけどホームページ作成ツールとして Dreamweaver を使うのは、テンプレート機能が強力であるためです。更新や変更がとても楽ですから。
僕の作る自動化ツールは、広告掲載を省力化するために作っているものです。
■Google と仲良くなること。Google の提供している Analytics とウェブマスターツールは、サイト製作者にとっては必須のツールです。
最初からこのようなツールを利用して、サイトの問題チェックやアクセス解析などを行っていけば、問題の発見が容易になりますし、作業はかなり効率化できます。無料ですし。
最近は Google Docs も利用しています。簡単な表程度なら、Excel を立ち上げるより軽いですし、他の人とシェアすることもできます。
データが Google のサーバーにありますから、自分のコンピュータにデータを入れておく必要もなく、また、別のコンピュータからでもアクセスすることが容易です。
テンプレート機能が強力なHTMLエディターも提供してくれたら、普段の作業は安価なネットブック一台で済むと思うのですが。
こうしたことを最初から考えた上でサイトの準備をしていけば、後になって「こうすればよかった!」と悩むことはかなり減らすことができます。
今日もぐちゃぐちゃコンテンツのフォルダーを、一個丸ごと削除して作り直す作業をして、つくづくそう思っています。