何が売れるかわからないものを売る

■ 何が売れるかわからないものを売る ■

こんにちは。tanzan です。

まずアマゾンの曲名検索ですが、WEBサービスの新しいバージョンでサポートされていることが確認できました。しかし、アメリカのサーバーだとうまく行くのに、日本のサーバーだとうまく機能しません。

うーん。僕が悪いのか?うまく行っている人がおられましたら連絡ください。有名な G-Tool のページでも機能していないようなので、アマゾンの側のバグだろうとは思うのですが。

WEBサービスも一度取り上げてみたいテーマですが、僕も使い切っているとは到底言えず、通常のHTMLだけの知識では使えないので難しいところですね。

今回は特定の商品ではなく、商品絞込みの手口を書いてみたいと思います。一種のリサーチ、トライアル&エラーの一環ですね。

いつも書いていることとは逆のことを書きますよ。いいですか。

「一ページにできるだけたくさんの商品を詰め込んで紹介してください。ごちゃごちゃでかまいません。」

どうですか?

「???」

になりましたか。いつも言っているのは「一ページに一商品」あるいは「一ページに一カテゴリー」です。

でも今回紹介する手口は違います。商品数にもカテゴリーにもあまりこだわりません。

「何を掲載しようか」と悩む必要はもう今日からありません!

なんて書くと怪しげな商品の宣伝みたいですが。

まず次の一文を読んで下さい。

「歴史を作るには、他人と同じことをしない、他人の意見で行動しないことが大前提となります。ケン・ミレニアムのサイトをオープンする時も、多くの人からアドバイスをいただきましたが、一番言われたことは『株式投資のサイトだから、個別銘柄について書かなければ誰も来ない』ということ、そして、サイトのページビューを伸ばす方法は『相互リンク』だということでした。しかし、私はそのどちらも行いませんでしたが、現在の1日のページビュー数は80〜100万になります。つまり、プロの意見を聞かなかったことでページビューが多くなった訳です。」

これは http://www.asahi.com/money/today_eye/TKY200412070248.html からの引用です。株の話ですが、普通考えられている常識とは違うことをしてサイトが成功している例ですね。

要するに「常識に囚われていては抜けることはできない」ということです。囲碁や将棋では定石は重要ですが、勝つためには「外す」ことも必要です。

さて 2004/12/04 号 で楽天などのデータを利用して、一挙に多くのリンクコードを作る方法を紹介しました。試されましたか?今回はその応用です。

もしどこかの楽天のお店の商品一覧ページを取得しているとしたら、「どの商品を掲載しようかなあ」なんて迷うのはやめましょう。

思い切って、商品リスト全部を一ページに丸ごと掲載してしまいましょう。もちろんデザインは変えてくださいね。丸写しはだめですよ。不要な情報も混じっていますから、そうしたものを取り除くのも忘れずに。

「え!でも500商品もあるよ!」

かまいません。500商品載せてしまいましょう。1000商品ですか?それでもかまいません。行っちゃいましょう!

「2000商品なら?」

迷う必要はありません。載せちゃいましょう。

あまりに商品数が多いときは、リンクコードが入ったままですと、非常に重いページになってしまいますから、リンクコードは外し、商品名リストだけを取り出して、ページのトップにお店へのリンクをつけておきましょう。もちろん画像も使わないように。テキストだけにしてください。できる限りビジターが使いやすいサイトにしておくことも重要です。

リンクコードのはずしかたですか?表をいったん Excel にコピーし、不要な列を消去します。そして今度は商品一覧の列を丸ごとコピーして、テキストエディターか何かの中に貼り付ければOK。

このページのテーマは「○○という商店で売っている商品」です。インチキ臭いですねえ。パクリそのものですから。第一あんまり売れるとは思えませんよねえ。だって本家本元があるわけですから。事実、あんまり売れないと思います。でも良いのです。やっちゃってください。

さて、この500もの商品が並んだページで一体何をするか。単にあんまり売れない、表示が重いページを作るのが目的ではありません。ここからが重要ですよ。

アクセス解析を仕掛けてください。検索キーワードや訪問者数を調べます。アクセス解析がわからない人は、他のサイトなどで調べてみてくださいね。情報は氾濫しています。

そしてそのまま数ヶ月寝かせます。この間、もし売上が出たら「ラッキー」くらいに考えておいてください。

そうそう、アクセス解析は、無料のサービスなどだと、閲覧できるデータの期限が1週間とか、短かったりするので、ここは投資だと考えて有料のサービスを導入する方が良いと思います。

僕はシェアウェアのアクセス解析プログラムを使っていますが、自分のサーバーにシステムを入れなくてはいけないし、記録も自分のサーバーに残されて、結構重くなったりするので大変です。それに Windows XP を sp2 にアップグレードしたら、トラブルが発生し始めてしまいました。

ですから皆さんはアクセス解析用のコードをページに入れるだけで済むようなサービスを導入するのが良いと思います。巷にたくさんあります。

なぜ数ヶ月寝かせるか、と言うと、作ったページが検索エンジンに登録され、そこからある程度の訪問者が来て、統計的にある程度意味のあるデータが取れるのを待つためです。

1週間目で1日あたりのページビューが100とか1000になった、という幸運な人は数ヶ月も待つ必要はないですよ。3週間もやれば十分でしょう。

■ データを見る

さて普通の人で数ヵ月後、蓄積されたアクセス解析のデータをじっくり見てみましょう。どんなキーワードで、どれくらいの人が来ているか。

まったく来ていない場合、あるいは限りなくゼロに近い場合は「はずれ」をひいてしまいましたね。そのページはきっぱりとなかったことにして、他の商品データを用意しましょう。

そこそこデータがある場合には、どんな商品名やキーワードの組合せで訪問者があるのかをじっくり見てみます。

500とか1000とか商品名のキーワードがあると、自分では思ってもみなかったものを検索してきている人がいることがわかります。

逆に世間では沢山売れている商品なのに、あなたのページには、ほとんど検索で来ていないことにも気づくでしょう。

その場合は要するに

「競争が高いキーワードではあなたのサイトに訪問者はほとんどない」
「あなたのサイトに訪問者を呼び込めるキーワードが解析結果に出ている」

のです。

もうおわかりですよね?

普通アフィリエイトのリンクを作る場合、「これは売れるだろう」「これを売りたい」と考えて作ります。

ところが簡単に予想は当たってくれませんし、特にページランクが低いサイトしかないような場合には、売れ筋の商品へのリンクを作っても、上位サイトにさらわれますから、訪問者はなかなか来てくれません。

そこで悩んじゃう。

考えても見てください。このメルマガの読者が千人以上。例えば全員がこの前紹介した毛蟹の広告を出したら、びりの人は検索結果の千番以降にしか表示されません。当たり前の話。

とは言っても、マイナーな商品キーワードで何が有効なのかはわかりません。わからないことをいろいろ想像していても時間の無駄ですから、一度に多くのキーワードをのっけてしまえばよいのです。

その中で、自分のサイトで何がよくかかっているかを見極めるわけです。要は自分は悩むのはやめて、訪問者に聞くわけですね。「私のサイトのどの言葉に反応しましたか?」て。それがアクセス解析の統計値に現れるわけです。

よくかかっているキーワードは、そこそこ調べている人もいるし、また上位サイトに取られる率も低いキーワードということになります。

■ ページの最適化

さて、そうやってあなたが作った500も1000も商品名が並べてあるページでどんなキーワードが有効かわかるようになりました。

でも今のままだと、非常に使いづらいページになっています。訪問者も「おいおい、来てみたけど、探しにくいよ。」といった状況でしょう。

だったら、まったくかかって来ない商品などはどんどんページから落としましょう。そして、一番かかっている商品をページのトップに持ってきて目立つようにします。さらに、その商品名をページのタイトルの中などに入れ、SEOとして使います。

リンクコードを使わず、商品名だけ入れていた人は、今度は絞り込んで残った商品にきちんと商品リンクを設置しましょう。

既にそうした商品名であなたのページにビジターがあることはわかっています。ですから、それをより強固にするのです。

そうすれば、あなたのページは数ヶ月目にして、かなり狭い範囲の商品を紹介する「まともな」商品ページとして再出発することになります。これ以降は多分成果も上がるはず。

「ドラクエを落とすの〜!」

引っかかっていないのなら落としましょう。あなたのサイトからは売れないのですから。

売れ筋だけど競争が激しいキーワードを使って勝てるのはほんの一握りのサイトです。そこに食い込む工夫は一朝一夕ではできません。そんなものを狙うよりも、狙う人が少ないけれど、探している人はいる、という商品を見つけるほうが、確実に利益に繋がるのです。

わからないことは予想せず、実際にデータを取る工夫をするのがポイントです。考えることはやめて、データを見つける工夫をすると、突破口が見つかることも多いのです。

■ どのお店のデータを使うか

今回紹介した方法にどのお店のデータを使うか。楽天市場で商品一覧ページがあるところ、というのが条件になりますが、もちろん「料率が高いお店」から狙います。

商品カテゴリー?コンテンツがしっかりしているサイトがあれば、自分のサイトにある程度あわせても良いです。ゲームのサイトなら、ゲームタイトルの一覧とか。

儲けを優先する人は、基本的には関係ありません。迷っているよりやってしまいましょう。いろいろ試して見ましょう。

楽天市場以外でも、相当の大きさの商品リストが提供されていればこの手段は使うことができます。

ビッダーズでもこの手を使いたいのですが、ビッダーズには商品一覧ページというのが用意されていないのです。検索結果とかだと、一度に40商品くらいしか掲載されませんから、少々効率が悪いです。

ライブドア?ポイントしかもらえないところは僕はXです。それは顧客の囲い込みであって、アフィリエイトではありません。


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