ロングテールからアクセス解析で絞込みへ

■ ロングテールからアクセス解析で絞込みへ ■

こんにちは。tanzan です。

アフィリエイトWEBサービス・ツールですが、ValueCommerce のウェブサービスに一部新機能が加わったので、ValueCommerce ウェブサービスモジュールをバージョンアップしました。

検索対象とするマーチャントの指定が、間違いやすいマーチャント名での指定だけでなく、マーチャントコードによる指定ができるようになりました。

また、マーチャントコードをデータとして返すようになったので、一部の変数を変更しました。互換性が少し損なわれますが、アフィリエイトリンクなどには影響はありません。

新しいバージョンを使いたい方は以下から再度ダウンロードしてください。現在のバージョンは 1.3 です。ただし、新しい機能を十分にテストしたわけではありませんので、まだ不具合が潜んでいる可能性もあります。

また土屋鞄モジュールなどもバージョンアップしました。

これに伴い、基本モジュールの call.php 及び data.php もバージョンアップしています。購入済みの方で、バージョンアップ希望の方は連絡ください。

各モジュールは、かなり頻繁にバージョンアップしていることがありますので、以下で時々バージョン情報を確認してください。

■ アフィリエイト・ニュース・ピックアップ

最近ニュースで見かけるのが、医薬品のネット販売規制に関する議論です。楽天の社長自らが「規制反対!」を訴えてマスコミなどにも登場しています。

多くのアフィリエイターの人にとっても、ネット販売は反対!かも知れませんが、僕自身は、現状の販売方法では、やはりちょっとネット販売には危惧を抱いています。

例えば楽天市場で医薬品が販売できる、ということは、アフィリエイトのサイトでも紹介できる、ということ。

現在でも、医薬品などに関する記載は、多くの制限や規則があります。もちろん、楽天辺りに店を出している各ショップは、その辺りはきちんと守ることでしょう。

でもアフィリエイト・サイトは?

かなり怪しいですねえ。もし、ある医薬品に関して、自分が試して「効いた」と書いて、アフィリエイト・リンクを張ったらどうなるか。もしそれを読んだ人が購入して、副作用が出たらどうなるか?

書いた本人が本当のことを書いていたとしても、他人のことまでアフィリエイトでは責任を持てません。各ショップには副作用などの説明の義務もありますが、アフィリエイトのサイトにはそこまでは求められないでしょう。

単純な規制が利便性を損なう、というのは、三木谷社長の言う通りかもしれませんが、どうも三木谷社長が主張すると、逸失利益ばかり考えているように見えてしまうのは僕だけでしょうか。

僕のサイトでは、医薬品とか化粧品とか、そういったものはほとんど扱っていません。それは僕のアフィリエイターとしての自己規制ですね。

僕のところには50以上のサイトがあります。黒字のサイト、赤字のサイト、いろいろですが、開設して数年経っても月に数百円から千円前後しか稼げないサイトもあれば、開設して数ヶ月で月額1万円を超えてくるサイトもあります。

この違いはどこにあるか?

基本的には、物販サイトのアフィリエイトでロングテールを狙っているサイトは、利益が限られます。物販サイトで掲載商品数を増やそうとすると、つい楽天市場とかを使いがちですが、ご承知のように料率は低く、コンバージョンレートも高くありません。高額商品も容易に売れるわけでありません。

楽天市場で1万円の報酬を得るためには、百万円の確定売上げが必要になりますから、簡単ではないですね。平均の商品単価が2千円としたら、一商品あたりの平均報酬は20円にしかなりませんから、これを積み重ねてまとまった利益にするのはとても大変です。

千円の利益しか出していないサイトでも、実際には50個の商品、つまり平均すると毎日1個以上の商品を売り続けていることになります。それなりに頑張っているけど、儲からない、というわけですね。まあ、赤字でない限りはそれでも良いのですが。

一方、利益が1万円を超えてくるようなサイトは、実は、と言うか、やはり、と言うか、売上げの数が問題なのではなく、そこそこ高額の報酬がもらえる少数の商品やサービスが売れた結果です。

怪しいサプリや化粧品でなくても、お店によっては、1成果ごとに4%・5%の報酬、あるいは1個300円の報酬、というような場合もあります。これなら約30商品、つまり1日1商品が売れれば1万円くらいになります。

同じ個数売っても、片方は千円レベル。もう一方は1万円レベルになるわけです。

この、報酬数百円というのが微妙に中途半端ですが、そんなECサイトを探してサイトを作るのは面倒なこと。でも、一件千円以上の報酬がもらえるところと違って、アフィリエイターが集中していないこともあり、意外とねらい目です。

このレベルの商品で、スーパーアフィリエイター並みの月収数百万円、というのは無理ですが、うまく行けば数万円を稼ぎ出すサイトにはなります。

さて、問題は、この中途半端なレベルのアフィリエイトが、狙ってできるかどうか、という点です。

高額報酬を狙う場合は、特定の商品やサービスに絞り込んでSEOをかけます。当たるも八卦当たらぬも八卦の博打になりますが、当たれば大きいです

一方、楽天市場の商品などを大量に紹介する方法は、ロングテール狙いですから、「数うちゃ当たる方式」。何が当たるかわからないから、沢山紹介するのがポイントです。

今回はこの中間。商品数も中間なら報酬も中間。どうやって攻めようか?と思いますが、最初からピンポイントに狙っていくのは難しいようです。なぜかと言うと、「どんなキーワードで来るのかがわからない」からです。

高額報酬をピンポイントで狙う場合には特定のキーワードを予想してSEOをかけます。ロングテール狙いの場合は、どんなキーワードでも良いように数を多くします。

中間の場合も、実はどのようなキーワードで来るのか予想は困難です。つまり、ピンポイントのSEOは難しい。と言うか、最初からピンポイントのキーワード設定をしても、外す可能性が高いのです。

ではどうするか?と言うと、既存のサイトのアクセス解析を参考に、キーワードを強化し、特定のページで報酬の高いところへ切り替える、というやり方です。

例えばロングテール狙いのサイトで、特定の高級チョコレートのページが比較的アクセスを集めているとします。でも、楽天市場では3千円のチョコを売っても、報酬は30円。もったいないですね。

そこで何をするか。

例えば、そのサイトのトップページでその高級チョコに触れ、該当のページに直接のリンクを作ります。トップページの直下においてSEO的に強化します。もちろんページ内のキーワードも見直します。

そして、例えば楽天市場でない、百貨店などもう少し料率の良いアフィリエイトのショップで、同じ高級チョコかそれに近い商品の扱いがないかどうか調べます。

もしあれば、そのページの上部で、アフィリエイト料率の良い方へのリンクを作っておきます。そのショップが有名店ならば、訪問者はそちらで購入するかもしれません。楽天へのリンクもせこく残しておきます。

でも、あまり無名のショップを紹介しても、信頼性の点とかで、訪問者はそちらを選ぶ理由を見出せないかもしれません。経験的には「有名店ならそこそこ売れる」です。

これは、最初からアフィリエイトを狙ったわけではない、コンテンツ豊富なサイトにも同じことが言えます。

例えば、旅行の記録を掲載しているサイト。自分の使っているカメラバッグが検索対象として多少でもヒットしたら、その紹介を入れます。こうした趣味性の高いものは、数でなくても、欲しい人も存在します。

そうして、本文の方にはカメラバッグの話や、見出しを少し増やし、カメラバッグが検索にかかりやすくします。

このようなやり方は、最初から特定のキーワードを設定しない、というのがポイントです。検索エンジンが選んでくれたキーワードを後で調べ、それを最大限に生かす努力をする、というのがポイントです。

そのために欠かせないのはアクセス解析。僕はアクセス解析の画面を毎日見ています。もちろん50サイト分も詳細に見ていくことは困難ですから、「今日はこのサイト」と決めて見ていますが。


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