ヤフーカテゴリー登録

■ ヤフーカテゴリー登録 ■

こんにちは。tanzan です。

前回オリジナリティが一番、という話を書きました。多分そこで問題になるのは

「オリジナリティがあるサイトはどうやって作るのか?」
「コンテンツ重視のサイトをどうやって利益につなげるのか?」

という点だと思います。

まず考えていただきたいのは、利益はとりあえず考えずにコンテンツにできるものを考える、という点です。

アフィリエイト関連の本を読んでも「サイトを作る前に商材を探す」「報酬率の高いものを紹介する」というようなことが書かれています。確かに報酬単価が安いものを紹介してもなかなかまとまった利益になりませんから。

でも一見もっともですが、実は問題があります。

まず、報酬率の高い商材は誰もが目を付けるので、競争率が高くなる点。検索エンジンで上位に進出できれば…と考えがちですが、実際に検索結果の1ページ目に出ることができるアフィリエイターは多くて数人でしょう。

次に、その商材について必ずしも良いコンテンツが作れるとは限らないこと。クレジットカードの比較サイトは掃いて捨てるほどありますが、中身はどこも同じようなもの。そりゃ紹介しているカードをすべて実際に試して見て感想を書いている、なんていう人はいないでしょうから。

つまり、競争の激しい商材を狙って、レベルの低いサイトが乱立する、というのが結果です。

ひところ「お小遣い系サイト」と呼ばれるサイトが数多くありました。現在でも数多くありますが、ネットでお手軽に利益を得るための情報を集めたサイトのことですね。

随分昔に「お小遣い系サイトはやめよう」ということをメルマガにも書いた記憶があります。自分ひとりがお小遣い系サイトを作っているのであればそこそこの利益になるでしょうけど、実際はそうはなりません。

最近ですとFXでしょうか。外国為替証拠金取引のことですね。いろいろな会社がFX取引サービスを提供していて、アフィリエイトを使っているところも多くあります。報酬も高いです。

ですから、FX取引を扱っているアフィリエイト・サイトやブログも非常に多く見られます。

もちろん、そうした中には利益を出しているところもあるようです。でも問題は、圧倒的多数のサイトはほとんど利益を出せない、という点です。

いくらノウハウを駆使しても、いくらSEOを強化しても、多くの人が同じことをしていますし、Google の検索トップに表示されるサイトの数は10なら10で増やすことはできません。

アフィリエイトの達人の手ほどきをいくら受けたとしても、手ほどきを受けた複数の人が同じ商材を目指したら、利益を得られるのは限られた人だけ。それ以外は利益を得られない人になってしまいます。

そして検索エンジンがアフィリエイト・サイトの評価を低くしている現在、競争率の高い分野でアフィリエイトを前面に押し出して上位を狙うのは至難の業になってきています。

要するに高報酬狙いでサイトを作っても、一部の幸運な人を除き、ほとんどの場合は徒労に終わる、ということですね。アフィリエイトは基本的に検索エンジン頼みの部分が大きいですから、まず上位が狙えるサイトを作ることが先決だと考えましょう。

2、3年前とはもう状況は大きく違うのです。当時有効だったノウハウは、既に通用しません。

まずしなければいけないのは、検索エンジン上位に表示されるサイトを作ること。儲けの構造は後回しにしましょう。

そして検索エンジン上位に表示されると言っても、ただ検索結果上位に表示されれば良い、というわけではありません。

よく情報を売っているサイトの宣伝文句で「検索エンジンで上位表示!」というのがありますが、単に上位に表示されるだけなら簡単です。要はほとんど誰も使っていないキーワードを探せば良いだけですから。例えば自分の名前とか。特殊な名前であればあるほど有利!

まあ自分の名前は極端ですが、ニッチなキーワードで上位表示するだけなら誰でもできます。でもそれでは客観的に高い評価を受けたサイトの証明にはなりません。単に「誰も興味がない」ことの証かもしれないのですから。

人が来るためのサイトとなる良い指標・手段がやはりヤフーのカテゴリー登録なのです。以前はヤフーの検索結果上位にはカテゴリー登録されているサイトが表示されていました。現在ではそれは取りやめられていますから、カテゴリー登録されたからと言って、上位表示が保証されるわけではありません。

しかし、やはり人の目で見てクオリティの「お墨付き」を得られたサイトは有利なのです。

ヤフーで「小論文の書き方」を検索して見てください。

この中の「小論文の書き方・レポートの書き方 report writing」というサイト。多分トップか、そうでなくても上位に表示されていると思います。その中に

「ブックマーク:65人が登録」

というような情報があると思います。人数は変わっているかもしれません。

ブックマークはヤフーのサービスで、お気に入りをWEB上に持てるというものです。この場合ですと65人が自分のお気に入りにこのサイト(実際にはトップページ)を登録している、ということを意味しています。

ヤフーのブックマークは公開・非公開が選べますから一体65人の内何人が公開にしているかはわかりません。しかし、Google のツールで調べたところ、ヤフーのブックマークへの登録も、リンク元としてカウントされているようなのです。

つまり、ヤフーのブックマークは、検索エンジンにはナチュラルリンクとしてカウントされている可能性が高いのです。そしてヤフーにカテゴリー登録されているサイトであれば、ブックマーク登録される可能性も高くなります。

ヤフーで検索をかけたときに上位のサイトの情報を注意して見てください。「ブックマーク:○○人が登録」という記述が多く見つかると思います。

それでは、どのようにしたらヤフーカテゴリーに登録されるようなコンテンツになるか。

世の中には「どうしたらヤフーに登録できるか」を解説しているサイト、薀蓄を語っているサイトは沢山あります。もちろんそうしたサイトを参考にしていただいても一向に構いません。

しかし、15サイトを登録してもらった実績から考えると、どうも多くのサイトで書かれていることが必ずしも正しくないようにも思えます。付け加えておきますが、僕のところには15サイトのほかに、自信を持って申請をしたにもかかわらず、登録されなかったサイトもいくつかあります。

ヤフーカテゴリーに登録されにくいサイトは例えば以下。アダルトとかお下品なサイト、裏サイトは最初からアウトですよ。

オリジナリティが乏しいサイト。要は情報をあちらこちらからコピーしてきて作られたようなサイトですね。ページ数が多くてもだめ。ヤフーの審査をしている人は非常に数多くのサイトを見ていますし、検索をかければコピーであることは簡単に見つかります。

類似品が多いサイト。ある程度オリジナリティがあったとしても、分野によってはサイトの数がもう飽和状態で他と差別化が困難、という場合もあるようです。例えば「アフィリエイト」のカテゴリーには、もうちっとやそっとでは登録してもらえません。

情報が少ないサイト。明確な基準は示されていませんが、数ページしかないようなサイトだとまずアウト!のようです。

内容に統一性がないサイト。「我が家の家族旅行」などとすると、自分にとっては統一性があるように思いますが、外から見たらそうでもありません。第三者は他人の家族がどことどこへ行ったか、なんて大して関心はありません。これが「子連れの温泉旅行」だったら、統一性が見えてくるのでしょうけど。

ナビゲーションがしにくいサイト。サイトの構造がわかりにくくて使いにくいサイトです。検索エンジンの場合はキーワードでどこのページから訪問者が来るのかわかりませんが、ヤフーカテゴリー登録の場合は審査する人はトップページから見ます。ですからよくコンテンツが整理されている必要があるわけです。

商用サービスの紹介が主になっているサイト。たとえアフィリエイトリンクがなかったとしても、商用サービス、あるいは商品の紹介が主になっているサイトはなかなか登録されません。損得抜きでお勧めのクレジットカードを紹介しても、登録は難しいです。

広告べたべたのサイト。カテゴリー登録の目的がいかにも広告をクリックしてもらうため、というのが見え見えでは、ねえ。

次は登録のためには必要、と言われながら、実際はそうでもない条件。

更新頻度は高くなくてはいけない。これは嘘です。ニュースサイトならともかく、僕のところで作ったトンボ玉の作り方とか、論文の書き方は、ほとんど半永久的にコンテンツは変わりません。下手にブログなんかにしてしまうと、記事の日付を見られてしまうかもしれませんね。

広告があってはいけない。これは程度問題のようです。広告への誘導が明らかか、登録後にそれを行う意図が見て取れるようでない限り、多少のアフィリエイト広告や Adsense があるくらいはかまわないようです。

重いサイトはいけない。読み込むのに時間がかかるサイトのことです。これも理由なく大きな画像が入っていたり、わけのわからないプログラムを読み込んだりしたら嫌われることでしょう。しかし壁紙ダウンロードサイトのように、画像を沢山並べる理由があるようなサイトの場合、さほど問題にはならないように思えます。

長くなってしまったので今回はこれくらいにします。


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