フィルタリング

■ フィルタリング ■

こんにちは。tanzan です。

Google の件ですが、あちらこちらのサイトを見てみると、やはり4月はじめに大きな変動があったようですね。どうやら検索順位の評価方法をかなり変えた様子ですし、SPAM対策を強化しているようです。

本当のところはわかりませんが、噂されているところをまとめてみると…

● 新しいドメイン(サイト)は評価が低い
  SPAM行為に使われるケースが多いからのようです。

● SEO対策をうたうリンクサイトに登録されたサイトは評価が低い
  人力で、ページランクを上げるためだけのリンクサイトなどを洗い出してブラックリストに載せている模様。

● 急激に被リンク数が増えたサイトは評価が低い
  トラックバックSPAMなどを使って機械的にリンクを増やしているケースが多いためのようです。

● コンテンツが少ないサイトは評価が低い
  広告を主とするページとコンテンツを主とするページを区別するようになった可能性があります。

● 新しい被リンクがあるサイトは評価が高い
  継続してリンクを受け続けるサイトはコンテンツにまだ価値がある、と判断されるようです。

つまり、とりあえずサイトを作って、リンクサイトに登録しまくったり、SPAMまがいの行為をしてリンクを集めて、とやっても、効果がないどころかばれるとペナルティを食らう、ということです。

意味のあるサイトを作るのが基本。そして時を経てもリンクを受けるようなサイトに価値がある、と判断しているわけで、実にまっとうなアルゴリズムですね。

ちなみに4月前半の経過を見ると、僕のサイトの場合、アマゾン関係の商品ページは以前の半分、楽天関係は3分の1くらいにまで成果が減っています。他の有名通販サイトへの商品リンクからの成果も大きく下げているところがあります。状況は厳しいですよ。

対策ですか?例えば以下のサイトを見てください。

海外居住者情報
アフリカン・サファリ
遺跡の旅

これ、どこもまだほとんどまとまった成果を出していません。数ヶ月間でたまたま迷い込んで旅行予約をしてくれた人が数人いるだけ。時間がなくてなかなかサイトも充実させることができないのですが、ポイントは、僕自身がコンテンツを持っている、あるいは今後作ることができる、という点です。

これらはすべて数年後を睨んだサイトなんです。また既存のコンテンツを、新しいサイトで新しいコンテンツとして作り変えていく、ということも考えています。アイデアはいっぱいあるのですが、人手不足で実行できませんが。

ここから今回の本題。

前回マネックス証券のリンクを掲載しましたが、さて、クリック数はどれくらいだったと思われますか?このメルマガの読者数は約2900人です。

正解は2です。つまり千人に一人もクリックしていない、ということになります。これが読者が関心を持っていないものを紹介した時のクリック数です。クリックする人が少ないことは予想済みでしたが、この数字は予想よりもシビアなものでした。

では一方、前回紹介した Google のアクセスが落ちたという情報があるブログの方はどうだったかと言うと…

続きはこちら
http://mama-affiliater.net/modules/wordpress/archives/242/#comment-862

さてこれはどういうことでしょうか。読者が関心を持たれている情報がある、とわかれば、相当数の方がクリックして見に行く、ということですね。

結局これが「無駄のない広告」のポイントになります。インターネットは実はそうしたことが効率よくできるメディアですからそれを利用しない手はありません。

フィルタリングという言葉があります。これは不特定多数の人の中から、特定の興味を持った人をフィルターにかけて集める、という意味です。

例えばこのメルマガ。アフィリエイトに興味のない方は読んでいないと思います。つまり、アフィリエイトに興味のある人だけ3千人近へ情報を送ることができます。

ホームページも同様です。多くは検索エンジンや、関連サイトからのリンクをたどって訪問されますが、そのような場合、訪問者は特定の情報を探しているか、特定のカテゴリーの中でネットサーフィンをしています。

そしてここがポイントですが、メルマガにしろ、検索エンジン経由での訪問者にしろ、特定の情報を必要としている人たちが集まってくる、ということです。

ということは、その特定の情報は喜ばれるが、それを逸脱している情報は無視される、さらに過剰な場合は迷惑に思われる、ということです。

これはリアルな世界でのマーケッティングもまったく同様で、不特定多数に対して広告をしようとするとコストは高く、コンバージョンレートは低くなります。

そこでまず、例えば「しまじろう」を売り込みたいなら、幼稚園・保育園児の親にどうやって情報を集中されることができるか、を考えます。以前なら役所に行って情報を閲覧して集めたり、ということをしていたようです。でもこの手は犯罪に使われたりしたので今後は使えなくなるようですが。いずれにしろ、これが一種のフィルタリングです。

さらに、世の中の幼稚園・保育園児の親すべてが「しまじろう」に興味を持っているわけではありません。でも、インターネットではフィルタリングが、より容易にできます。検索エンジン経由で来る人なら、ほとんどの人が特定のことに興味を持っていて、購入に繋がる可能性が非常に高いのです。

「しまじろう」のファンサイトを作ったとしましょう。ここには「しまじろう」の情報を求める人がやってきます。そこで、教材の申し込みや、関連商材の販売をすれば、そこそこの成果を見込むことができます。

でも「子ども向けサイトだからこれも載せてみよう」と考えて、ポケモンや、アンパンマンを載せたらどうでしょうか。

「しまじろう」までサイトを絞り込んであるとしたら、そこへの訪問者がポケモンやアンパンマンに興味を転ずるとはあまり考えられません。子ども自身が見ているならポケモンやアンパンマンに気移りするかもしれませんが、検索をかけているのは親ですから。

「そうか。しまじろうだけじゃなくて、ポケモンやアンパンマンも紹介したい時は、子ども向けキャラクターのサイトにすればいいんだ。」

と思われるかもしれません。でもちょっと待ってください。

大手のショップが子ども向けのキャラクター商品をいろいろと用意するのはわかります。なぜなら、ショップ名を探して買い物される可能性が高いからです。

例えば「トイザラス」なら、ポケモングッズを買おうと思って、まっすぐにトイザラスへ向かう、ということが考えられます。

でも、普通の人がポケモングッズを買おうと思って、皆さんが作るサイトへまっすぐ向かうでしょうか。「子ども向けキャラクターグッズ」なんていうキーワードで検索をかけるでしょうか。

つまり「トイザラス」はお店の名前そのものでフィルタリングすることが可能ですが、弱小サイトはそうは行かないのです。なんでもありの「子ども向けキャラクターグッズ」のサイトは、フィルタリングに失敗する可能性が大です。

自分のサイト、あるいはページが、どのような商品を紹介するためのフィルターになっているか、ということを見極める必要があります。

このブログを見てください。
http://affiliate-field.net/modules/wordpress/archives/2006041170

ここではとあるアフィリエイト関係の情報商材の紹介をしています。あちらこちらのブログを見ても、結構評判の良い商材です。

月収100万円を超える3人が徹底解説!
「スーパーアフィリエイターの超実践テクニック集<中級編>」
http://infostore.jp/dp.do?af=hitonomori15&ip=1taitaicom&pd=002

さて、上のリンクはもちろんアフィリエイトリンクになっています。では、皆さんは唐突にこのメルマガで紹介されるこの商材に興味を感じましたか?

では上のブログの方はどうでしょうか。まず、ブログの記事が情報商材についてであることが明確になっています。ですから読者は最初からアフィリエイト関係の情報商材に関する情報を読もうと思って記事を読み進めます。

そして、ページの最後まで読み勧めた人の相当数は、とりあえず紹介されている情報商材へのリンクをクリックすることでしょう。

逆に興味のない人は最初から来ないか、あるいはページを一瞥しただけでどこかへ行ってしまうことでしょう。

「一瞥しただけで」

という意味ですが、例えば分析によると、僕のサイト「アフィリエイトの達人」にはここ一週間で1001人の訪問者がありました。その内、なんと635人、つまり半数以上は10秒以内に離れています。

つまり、各サイトのページは、10秒以内にそこにどのような情報があるかを伝えないと、フィルタリング以前の問題になってしまう、ということです。

だんだん流れが見えてきませんか?

まず興味を持つ人がある程度いて、かつ、それにあった商材があるコンビネーションを考えます。

次にメルマガやページのキーワードで第一のフィルタリングを行い、関心のある人を自分のサイトに引き入れます。

そして引き入れた人が興味を持ちそうなタイトルや、文章を見やすい、わかりやすいところに置いて、訪問者を引き止めます。

さらに、興味をもたれそうな情報・コンテンツを書いて、その中にあなたが売りたいものではなく、訪問者が買いたいものの紹介とアフィリエイトリンクを入れます。

これがやはり王道でしょう。無論意図的にこれを外して行くという手もあるのですが、Google をはじめとする検索エンジンは、どうやら王道を好むことを明確にしてきているようですから、長期的には王道に回帰していくのが得策かと思います。


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