■ ゼロを増やす ■
こんにちは。tanzan です。
6月ですね。先月の Google Adsense の売上げが、久しぶりに10万円の大台を超えそうです。1年ぶりくらいでしょうか。地道にコンテンツを増やし、また古いページに手を入れてきた成果ですね。このままのペースでコツコツ作戦は継続します。
バックナンバーの更新がやっと追いつきました。最新号まで掲載してありますので、バックナンバーに興味のある方はこちらでどうぞ。
前回の号を出したら女房に「ちょっと文が長すぎるんじゃないの?」と言われてしまいました。確かに同種のメルマガよりは長いかもしれませんね。「あとはWEBサイトでお読みください」なんていう誘導もないですし。
折角だから、メルマガのコンテンツの再利用とかできないかなあ、とは思っているのですが、ブログに載せておくくらいしか思いつきません。何しろ、アフィリエイト関係の記事は仮に人が来ても、利益には繋がりにくいので。
「ページ一括作成ツール」を購入された方、活用されていますか?
僕はまたこのツールでコーナーを一つ立ち上げました。もちろん「楽天アフィリエイトツール」とのコンビです。それでも楽天の売上げ、簡単には回復しませんが、底を打ったような感じはしています。
何をしたかと言うと、あるキーワードの組み合わせに気がついたのです。メインとなるキーワードが一つと、それと組み合わせができる2つ目のキーワード。この2つ目のキーワードをいろいろと変化させて、それぞれのページを作ってしまいました。
どういうことか?例えば「りんご」が重要なキーワードだとします。でもこれだと上位に出るのは非常に難しい。では「りんご 陸奥」「りんご 紅玉」「りんご ゴールデンデリシャス」「りんご 富士」なら?それぞれの検索回数は少ないかもしれませんが、上位に出られる可能性は高くなります。
それではこれら陸奥、紅玉、ゴールデンデリシャス、富士…その他りんごの品種のページを速やかに作ることができればよいわけで、トップページはもちろん「りんご」あるいは「りんごの通販」がキーワードになります。
20品種くらい品種名を集めてCSVファイルで表にしておき、テンプレートも用意して、「ページ一括作成ツール」にかければコンテンツは商品紹介だけですが、とりあえずこれで20ページ。テンプレートにトップページへのリンクも埋め込んでおけば、20ページの内部リンクを持つコーナーの出来上がり。
あとはそれぞれのページにそれぞれの品種の解説とか、産地とか、時間を見て書き込んでおきましょう。
このようなコーナーを作るとき、1ページや2ページならば手作業でもさほど変わりませんが、10ページ、20ページとなると、手作業では時間がかかりすぎます。ましてや50ページとなったら、やっている途中でうんざりしてきます。
例えばアバクロのコーナー。これ、ツールを作る前だったので全部手作業でやりましたから、非常に時間を食いました。
今なら、Excelを開いておいて、見つけたキーワードを順番に記入していくだけ。あとは「ページ一括作成ツール」をかければ、とりあえず原型の出来上がり。楽チン。
「ゼロを増やす」という今回のタイトルを読んで、皆さんは何を思われたでしょうか。多分「アフィリエイト収入のゼロを増やすということだな?」と思われた方も多いと思います。
でも、それでは一攫千金を狙った情報商材の広告と大差ありません。僕が書きたいのは「収入のゼロを増やす」にはまず「支出のゼロを増やす」ということです。
支出のゼロと言っても、自分の個人消費額のゼロを増やしていては話になりません。それではビンボーへの道まっしぐらです。そうではなくて「投資額のゼロを増やす」ということです。
皆さんは、ご自分の時間とコンピュータ代、通信費にプロバイダーあるいはレンタルサーバーの費用以外に何か支払われているでしょうか?
最初にかかるコンピュータ代は別として、月々アフィリエイトにかける経費は1万円行っていますか?「3万円の情報商材に手を出した」というような人以外は、多分、アフィリエイトにかけているコストはせいぜいが月額数千円どまりではないかと思います。
仮に現在かけているコストが5千円だとしましょう。ゼロを一個増やすということは5万円。みなさんにアフィリエイトに毎月5万円投資する気持ちがあるかどうか、ということが一つのポイントになります。
「やっぱり情報商材を買うの?」
それでは宝くじと同じです。そうではなくて、もっと地道な投資です。
5万円あると、実にいろいろなことができますし、いろいろなものが手に入ります。
まず作業環境。ホームページ作成ソフトを「コンピュータのおまけ」から、良いものに変えましょう。ホームページビルダーを使っているプロ、というのはあまり聞いたことがないのですが、僕も Dream Weaver を使ってみて、その生産性の違いに驚きました。問題は、プロの人の使い方を目にしなかったら、機能に気がつかなかった、という点ですが。
グラフィックソフトや、写真のレタッチソフトも、5万円出さなくてもそこそこよいものが手に入ります。良いソフトは使いこなすのは機能が複雑で簡単ではないかもしれませんが、一度使い方を覚えれば、可能性には大きな開きがあります。
ソフトは一度投資すれば当面、少なくても数年間は使い続けることができます。5万円払っても、50ヶ月使えれば月額は千円です。千円なら時給にしても1時間くらいのもの。良いソフトなら、1ヶ月に節約できる時間は1時間どころではないはずです。
また、ツールや参考書なども一度の投資で使い続けることができるものです。こうしたものを使えば可能性は広がりますし、時間は節約になります。
次にコンテンツ。5万円払えば、喜んでコンテンツを書いてくれる人は沢山います。シロウトの人ならば、原稿1枚当たり千円でも大丈夫でしょう。5万円ならそれだけで50ページ作ることができます。
変な情報商材で自動的に作る屑ページ50ページじゃないですよ。ちゃんとした中身入りのページが50ページ。中身があればYAHOOのカテゴリー登録だってできることでしょう。
そしてこの50ページもやっぱり働き続けてくれます。1ヶ月に1万円稼いでくれるようになれば、6ヶ月目からはずっと黒字になります。
さらに2ヶ月で100ページ、4ヶ月で200ページ…。そこまで行っちゃうと、自分の周囲で書き手を探すのが困難になるのが難点ではありますが。
5万円あれば、訪問者を買うこともできます。つまりはクリック広告を出す、ということですね。オーバチュアとか Google Adwords を使えばキーワードにもよりますが、1クリック10円とかで広告を出すこともできます。
5万円なら、5千人の訪問者!しかもこの5千人は特定の広告に反応した人たちです。5千人に何をどうアピールするかを考えれば、やはりチャンスは大きいことがわかると思います。
他にも5万円出せばできることはいろいろあることでしょう。何らかの技術を習うために学校に通う、というオプションだってあります。
では、5万円使ったら確実に5万円以上稼げるか?つまり元は取れるか?
それは確実ではありません。あなたが買うのは「チャンス」なのです。広告を出して5千人の訪問者を確保しても、売るものが適切でなければ元は取れません。しかしお金を払わなかったら、簡単に5千人の訪問者を得ることはできません。
「続々訪問者があるSEO」とかいう3万円の商材を買って、一体何人の訪問者があるでしょうか。さっぱりわかりません。多くの情報商材の方法は実は何も保証していません。くだらないリンクから来る人が多少増えたところで、大した価値はありませんしね。
3万円あるなら僕なら3万円分の広告を出します。訪問者が得られる、というところまでは確実になるからです。あるいは原稿を買います。人を集めるためのホームページを持つことができるからです。
重要なのは、自分でコントロールできる部分を増やす、ということです。良いコンテンツを確実に得る。生産性を上げる。訪問者を確実に得る。
もちろんこれだけでは収益は保証されませんが、自分で工夫しなければいけない部分はぐっと減らすことができます。
50ページの良いコンテンツがあるサイトを一つ手に入れたと考えてください。あとは何をどう料理するかはあなた次第。普通の情報商材ではいくら出しても、ここに到達できません。
情報商材の悪口を書いていますが、実際には情報商材やツールとして売られているものの中にも使えそうなものは時々存在します。そうしたものの見分け方は、まず、「何ができるかが明確であること」が第一です。そして「確実にそれができること」が重要です。
あとは、値段だけの価値がそのツールや情報にあるかどうか。それは人によって異なります。
例えば、MSワードで作った文章をHTML文に変換してくれる、というツールがあります。僕にはWEBに掲載するようなMSワードの文章はありませんから、機能が明確かつ確実であっても、さほどの価値はありません。でもMSワードで過去の蓄積が相当ある人なら、手作業でワードからHTML文に落としていく作業を考えると、代金を払っても元が取れる、ということになるでしょう。
僕の「ページ一括作成ツール」も、数ページずつしか作る予定がない人には無用の長物です。5千円払ってもしかたがありません。でも、テンプレートが用意できて、データのセットを準備できる人ならば、大きな価値を持ちます。
投資のポイントは、自分の能力や時間では手に入らないものを、確実に手に入れることです。そこから自分の可能性が開けます。わけのわからないもので博打を打つことではありません。