■ セカンドライフ ■
こんにちは。tanzan です。
なんだか最近、Tシャツに関する問い合わせが増えています。当社のTシャツは、UpsoldとかClub-Tなど、いわゆるドロップシッピングのサイトを利用して販売しています。
ところが、当社のホームページに掲載してあるTシャツの写真を見て「直接売って欲しい」と言って来られる人がちらほら。
さらにはドロップシッピングのサイトを使って「エラーが出て購入できないから直接送って欲しい」とか「注文したのになかなか送られてこない」というクレームも。
Tシャツのドロップシッピングのサイトは、確かに使い勝手があまりよくないし、注文してからの生産ですから、注文が集中する夏は発送が遅れがちの様子。
「時間がかかります」とお答えすると「それなら結構です」という方も。
これだけお客様からの直接連絡がある、ということは、気にしている人はさらに多いということ。どこかで在庫販売ができたら、もっと売れる可能性がありますね。
評判のセカンドライフの日本版が開始になりました。皆さん、一儲けたくらみますか?
実は僕は日本語のガイドが出ないうちに、アメリカのアマゾンで英語版のガイドを取寄せて読んだり、さらにはsecondlifer.netなんていう関連のドメインまでとっていました。
セカンドライフの中でも利益を出している人がいるそうだし、ブームになれば、何らかの情報を提供するサイトを作ればアフィリエイト収入も稼げる、と思ったからです。
本屋を覗いてみたらセカンドライフ関係の本がごっそりと発売になっていました。そのものずばり、「セカンドライフで稼ぐ」というようなタイトルの本もいくつか。
でも、結局本格的参入は見送ることにしました。理由の一つはこれ。
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000002082007
この記事を読んでいただくとわかりますが、アクティブなセカンドライフ・ユーザーは意外に少ないという事実。ということは、セカンドライフのユーザー対象では、マーケットとして小さい、ということです。
さらに、セカンドライフ内の不動産売買などで利益を出している、という人の話を読んでみると、1ヶ月の収入が数十万円から百万円くらい。
もちろんこの金額は個人には大きなものですが、でもスケールの大きな英語のサイトで、慣れた人がやっての収入です。新規参入の僕がこれだけ稼げる可能性はまずありません。
それなら慣れたアフィリエイトや他のビジネスに力を入れたほうが良い!というのが今のところの結論です。
他にもオブジェクトをデザインして売る、なんていうオプションもあるようですが、そんなことをしているくらいなら、実世界でTシャツのデザインをしている方が僕には容易です。
大手の企業が相次いでセカンドライフに進出した、というニュースもありますが、見てみると、別にセカンドライフの中で利益をあげるためではないようです。
外の世界での売上げを伸ばすための宣伝を、話題のセカンドライフでもやっている、というのが実態でしょう。つまりはセカンドライフ自体をマーケットとして見てはいないということ。
確かにセカンドライフ内にはリンデンドルという通貨を使った経済が成り立っています。それは非常に興味深いものではありますが、まともな企業はリンデンドルには興味がないのでしょう。
結論としては、セカンドライフが出てきたことにより、確かにWEBを使ったビジネスの選択肢は増えたと思います。そして、そこでそこそこの利益を出す人が登場するのも事実でしょう。
でも多くの人にとっては、今から新しいことを覚えるよりも、知っていることをコンテンツにしていって Adsense でも貼っておく方が、利益への早道だと思います。
さてでは、とってしまった secondlifer.net というドメインをどうしようか…。退職者向けの第二の人生のサイトのアイデアでも探すかな。こっちが本来のセカンドライフの意味でしょうから。