オリジナリティ

■ オリジナリティ ■

こんにちは。tanzan です。

JTB の旅行予約のコンバージョンレートが他社と比べてかなり低いので、ASP経由で改善して欲しい点を伝えました。

そうしたら、すぐにでもできることはやる、という返事が来ました。言ってみるものですね。前向きの提案をするアフィリエイターは、マーチャントやASPも、パートナーとして考えてくれるようです。

一時コンスタントに毎日30ドル台まで回復してきていた Google Adsense がまたまた10ドル台にまで落ちてしまいました。

今まで一番稼いでいたサイトへのアクセスが減ったのが原因のようです。このサイト、僕のところでは一番古いクラスで、被リンクも多いのですが…。でもヤフーカテゴリー登録とかができていないので、強力な支えがないのかもしれませんね。

下位サイトで徐々に成果が出てきているところもあるのですが、上位サイトの成果が落ちると、その影響のほうが大きいです。

またまたヤフーカテゴリー登録を果たしました。数えて見たら15サイト目。今回はこのサイト、「バナーワーク・トンボ玉アクセサリーの作り方」です。

見ていただければわかりますが、トップページのわりと目立つ位置にアドセンスがあります。それとページの下の方をよく見ると同じページにアフィリエイト・リンクが一つ作ってあります。

この状態、アドセンスとアフィリエイト・リンクを入れたままヤフーに申請を出して登録が通りました。

ということで、コンテンツがしっかりしていれば、多少の広告はヤフーカテゴリー登録の申請却下の理由とはされていないようです。

コンテンツはオリジナルです。バナーを使ってトンボ玉を作る方法の、初心者向けの解説です。実際にトンボ玉を作る作業をデジタル一眼レフカメラで撮影し、動画まで入れて構成してあります。

一方このサイト、広告は現在まだほとんどありませんし、今後もさほど増えることはないと思います。何しろこのサイトで「作り方」という、言わば解決策を提供してしまっていますから、これ以上の商品やサービスの販売には繋がりにくいのです。

こうした情報サイトは単なる商品紹介のサイトではありませんから、コピーされにくいというのが利点です。

商品を沢山紹介することを目的としたサイトは、もう真似されまくり。デザインもぱくられますし、商品カテゴリーの切り方を真似られることも始終あります。

そうしたサイトは、真似した人の方が売上げが伸びるかと言えば、それは多分ありません。ありませんけど、当方のサイトも類似サイトと判断されれば、一緒に落ちてしまいます。

つまり当たれば一時利益が出ますが、こうしたタイプのサイトの利益は年々薄くなり、さらに競争は激しくなる一方です。

そこで長期的なサバイバル戦略にとっては、オリジナリティはやはり非常に重要なのです。

このトンボ玉サイト、もちろん類似サイトを作ろうと思えばできないことはありません。バナーワークの知識がある人があれば作ることは可能です。

でも写真を入れたり動画を入れたりしようとすると、実際に撮影しなくてはなりません。そこまでの手間をかけてやるアフィリエイターが果たしているかどうか。

そして僕のサイトの文章とか画像などをそのまま使ったら、一発で著作権法違反になりますから、こちらから法的な措置をとることができます。

他人様の商品を紹介しているだけのサイトでは、カテゴリーの分け方を「オリジナルだ」と主張しても、法的に守られるほどのものと判断される可能性は正直低いと思います。

ですから、ヤフーカテゴリーに登録できるくらいのコンテンツを持つ、ということは、とりあえず集客という面では優位に立つことができます。

一方僕は現在法人化していて、スタッフもいます。食っているのが一人ではありませんから、売上げとしては月に200万円は欲しいところです。

「法人化している」というとアフィリエイトでやたら稼いでいる印象をもたれます。しかし実際は必ずしもそうではありません。

法人にすると経費も嵩むようになりますし、一時の儲けよりも長期的な継続性が重要になります。将来への投資も考えなくてはなりません。

ですからアフィリエイトの売上げがそのまま利益になるわけではありません。逆に給与所得者になってしまうのです。会社の役員の給与は儲かったからと言って、急に増やすことはできません。というのは、あらかじめ決めた額以上払っても、会社の経費として認められないという、厳しい規定があるからです。

ですから、変な話ですが、会社にしてからの方が、僕個人の収入は大幅に減りました。その代わり、チームでの仕事ができるようになってきています。一時の大儲けよりも、継続して生活していけるだけの利益を出す、というのが方針になります。

それはそうと、頑張ってヤフーカテゴリーへの登録サイトをあと5つ増やし、きりの良い20サイトにしたとしましょう。

20サイトで200万円の利益をあげようとすると、1サイト平均で10万円をコンスタントに稼がなくてはなりません。

実はこれはなかなか大変な話です。5年前なら「何とかなるな」と思ったかもしれませんが、アフィリエイトが「普通のビジネス」になってきている現在では、10万円を計算どおりに稼ぐ、というのは並大抵のことではありません。

では各サイトが稼ぐ目標額を大幅に減らして2万円にしましょう。そうすると必要なのは100サイト、ということになります。

現在15サイトですからあと85サイト。1ヶ月に1サイトずつ作ったとしても、あと7年かかります。

毎月、ヤフーカテゴリーに登録できるようなクオリティーが高いサイトを一つずつ作り出す。

「そんなことはできるわけがない!」

確かに、こんなハイペースで良いサイトを作り出すのは難しいですね。

1サイトから10万円ずつ稼ぎ出すこともできない。100サイト作ることもできない。ではどうしたら良いのか…。

なんてことは皆さんは心配しなくて良いのです。これは、あくまで僕の会社で他の収入源が全滅する場合を想定してのことですので。

15サイトが平均1万円ずつ稼いでくれれば、これだけで15万円。圧倒的多数のアフィリエイターの稼ぎは既に超えます。

そして、ヤフーのカテゴリーに登録されている、ということは、検索エンジンによる評価は簡単には下がらない、ということです。

ヤフーの検索エンジンには間違いなくインデックスされますし、Google も評価を高くする手段として「ヤフーカテゴリーへの登録」を例に挙げているくらいですから。

あるサイトがいくら稼げるか、というのはコンテンツ次第です。

訪問者を稼げるコンテンツで、しかも単価の高いアフィリエイト商材があるサイトであればまとまった利益が出ます。でもそうでなければなかなかまとまった利益にはなりません。

いろいろ試して見て思っているのは、数千円くらいまでならどんなサイトでも工夫次第で何とかなるけれど、それ以上になると、他の条件に大きく左右される、ということです。

要はオリジナリティが高く、ヤフーカテゴリー登録を果たせるようなサイトを作ったとしても、まとまった利益に直結するわけではない、ということですね。

でもオリジナリティの高いサイトというのは、多くの利点があります。

既に書いたように商品ではなくてコンテンツで勝負しますから、競争が少ない。そしてヤフーカテゴリーに登録されるくらいのコンテンツを持っていると、時間と共にナチュラルリンクが増えます。ナチュラルリンクというのは相互リンクではなく、内容を評価して一方的に張ってもらえるリンクのことです。

つまり、訪問者数は安定的か、微増傾向にあります。無理なトラックバックや相互リンクをしなくても、です。

オリジナリティの高い良いコンテンツのサイトは、広告は入れにくくなります。しかし、入れた広告からの収入は安定的です。また、マーチャントに提携を申し込んで断られるようなことも滅多にありません。

オリジナリティの高いサイトから得られた1万円は、来月もそれくらい得られる可能性が高いです。つまり、一旦1万円得られるようになったサイトからは、継続した利益が期待できるようになります。そうなったら次のサイトを増やしていけば良いわけです。

同じ1万円でも、商品紹介ばかりで、商品名でSEOをかけてあるようなサイトは、競争に巻き込まれやすく、また商品変更などの影響も受けやすいのです。今月1万円稼げても、来月同じだけ稼ぐ保証は全くありません。


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