やっぱりロングテール

■ やっぱりロングテール ■

こんにちは。tanzan です。

新しいサイトを一つ TrafficGate に登録しようとしたら、審査で落ちてしまいました。いやいや、審査で落ちるなんて初めてです。審査が厳しい LinkShare や ValueCommerce でも審査に通っているので、まさか落ちるとは思いませんでした。

ひょっとすると、他のASPの広告が既にあちらこちらに表示してあるのがまずかったかな。

まあ、どうしても TrafficGate でないとダメ、という広告は少ないからよいですけど。

その一方で、今まで休眠状態だった AccessTrade のリンクを増やし始めました。こちらも一つのアカウントで複数のサイトが登録できるようになって、使い勝手が向上したからです。

さて前にもお知らせしましたが、アフィリエイター向けではないですが、2月に東京で講座を開催します。

結構「こんな講座を待っていました!」と関係者から反応があったのですが、申し込みが…。うーん。このままだと収支トントン、いや、ちょっと赤字か…。

楽天市場がAPIを公開しました。え?何のことかって?楽天市場の商品情報を簡単に取得できる手段です。僕が作ったツールだと、Bidders、アマゾン、電脳卸などで使ってあります。

現行の楽天アフィリエイトツールは楽天アフィリエイトのページを解析して商品情報を取得していますから、楽天アフィリエイトの表示方法が変わると修正が大変です。

でも楽天APIを使えば、そのような手間はなくなります。

現行の楽天アフィリエイトツールは近々販売を中止して、新しいツールを開発しようと思います。

そうそう、もう一つ大きな違い。今度の楽天APIを使うと、携帯電話用のアフィリエイト・コードも作ることができるらしいのです。

現行のツールでも「携帯で使えませんか?」という質問はよく受けていたのですが、楽天アフィリエイトのサイトの検索結果からは直接携帯用のURLは取得できないので対応できなかったのです。

使い方や表示させる商品数も違うだろうから、両バージョンを用意する方がいいのかな。

でも最近は、ホームページへの集客のために無料で使えるものを作っちゃう人がいますからねえ。商売厳しいです。

去年立ち上げた携帯サイトへのアクセスが一日数百レベルになってきました。自分では携帯でWEBを見ないので、どうやって作るのが良いのか、どうやって集客したら良いのかさっぱりわからず苦労しました。

売上げはまだないのですが、数百単位のアクセスがあれば近いうちに初売上げも!と期待しています。でもやっぱりよくわからないんですよね。

javascript を使ったアクセス解析だと、携帯のブラウザーはキャッチできないのか、統計が取れません。なので、どこから訪問者が来ているのかがわからないのです。僕が使っている既存の解析プログラムはアウトです。

皆さんは携帯用サイトでのアクセス解析どうされていますか?

Tシャツ、2枚売れました。「2枚くらいで喜ぶな!」と言われそうですが、なんだか自分たちで作ったものが売れるのは、わずかでも嬉しいんですよね。

もちろん2枚売れたくらいでは全然元が取れませんが…。でもTシャツ販売サイトも作ろうとたくらんでいます。

「ロングテールの法則」という本を読みました。

(先日ちょっと書いた、複数の書店へのリンクを自動で張るシステムが実装されているのがわかりますか?公開バージョンには手がついていませんが)

ポイントは二つかな。

まずロングテールはアマゾンの本のような商品名だけではない、という点。人々のライフステージもロングテールだし、一日の時間もロングテールになりうる、などなど。

もう一つはコストを下げるアプローチの方法を見出すこと。

ロングテールが有効であることがわかっていても、需要の少ない尻尾の先までアプローチして収支が見合うためには、アプローチするためのコストが極限まで下げられないといけない、という点。

そして、この本には明記してないですけど、ロングテールは集まらないとまとまった収益にならない、という点でしょうか。コストだけ下げても、目的は収益ですからね。

僕のところではホームページのロングテール化ということも考えています。

アフィリエイトで利益を出すためのホームページというと、皆さんどんなサイトを作り、どんな商品を並べるでしょうか。

「なるべく高額で、利益率が高くて」「需要が多くて、知名度が高くて」

これは多分ロングテールが登場する以前の発想ですね。そして競争が少なかった頃には、これでそこそこ行けたのも事実です。でも今は…

ローンやクレジットカードの比較サイト?いくつあるでしょうか。化粧品やサプリメント?いくつあるでしょうか。高級ブランドのサイト?いくつあるでしょうか。お小遣い稼ぎの紹介サイト?いくつあるでしょうか。

収益性が高いものを扱えば扱うほどライバルは多くなり、大手のサイトも参入してきます。皆さんが考えることは、他の多くの人も考えるし、その中には資本や技術を持った人も多いですから、なかなか太刀打ちできません。

「クレジットカード」で検索結果一番になればかなりの利益になると予想はできますが、でもこれは至難の業。そして仮に慣れたとしても、多くのサイトが紙一重のところで争っているでしょうから、検索エンジンの次の更新では1ページ目から消え去る可能性も否定できません。

そこでロングテールです。二つの考え方があります。

一つは、紹介する商品やサービスのカテゴリーでロングテールを狙いに行くこと。例えば僕のサイトでは仏壇の紹介までしています。売れるかって?まあ、売れたこともある、というくらいの程度ですけど。12万円の大日如来像は一つも売れません。

そしてロングテールは上に書いたように、集めないとまとまった額になりません。仏壇だけやっていてはお小遣いにもならないかもしれませんから、もちろん他のカテゴリーも増やしていくわけです。

「どうやってそんなに簡単にカテゴリーが増やせるの?」

そこで自分が作ったツールを使うわけですよ。楽天とか、biddersとか、Yahoo shoppingとか、アマゾンとかには、ロングテールに十分見合うだけの商品が用意されています。

後はその中から特定のものを選び出す仕組みを作れば良いだけ。そして、コンテンツを付け加えればはい、1ページ出来上がり。

つまり僕の作っているツールは、ロングテールに対処するために「コストを下げる」この場合、ホームページを作ったり更新したりするための時間がコストですが、それを下げるために開発したツールなのです。

ですから、仏壇のページであろうが、玉砂利のページであろうが、家庭用露天風呂のページであろうが、すぐに作れて更新不要。

そしてもう一つ。これはあえて利益率が高い、しかし競争が大きなカテゴリーの中でのロングテールを狙う、というやり方ですね。

Google で「クレジットカード」で検索してみてください。結果を眺めてみて上位に進出できる自信はありますか?

では「クレジットカード 家族カード」で検索してみてください。随分様相が異なることに気付くと思います。大きなヒントを出しちゃいましたか?

そう、多くのサイトはまだまだ、いわゆるビッグキーワードでの最適化を行い、それで上位表示を目指しています。熾烈な争いです。こうしたビッグキーワードでの最適化は、技術と投資で、知恵はあまり関係がありません。

ところが、ビッグキーワードに他のマイナーなキーワードを組み合わせると?けっこうまだ上位に隙間があったりするのです。こうしたマイナーなキーワードは知恵で探すのが一番。

こうした二つのロングテールの方向性を組み合わせてサイトの数を増やしていく、それが僕のところのホームページのロングテール化です。

アフィリエイトをやっている人が少なかった頃は、「10万円稼ぐサイトを5つ作れば生活できる」でした。

でも今は「2万円稼ぐサイトを25作れば生活できる」に変わってきているかもしれません。

現在僕のところでここしばらくの月平均で2万円以上稼いでいるところは7つあります。でも上位サイトの売上げは伸びず、徐々に下がってくる一方です。

そして千円以上稼ぐサイトだと17あります。千円というのは、ドメイン代とかサーバー代を合わせて赤字にならないくらいのライン、という意味です。もちろん千円稼げないサイトもありますし、取得して使っていないドメインも10個くらいあります。

「ロングテールの法則」に書いてあった写真のダウンロードサイトの話だと、全く売れない写真の方が数は多いとのこと。そして多分、運営者にもどの写真が売れるかは予想がつかないはずです。

2年前は「よし、儲かるサイトを作ろう」と思うと、大体月5万円くらいは確実に利益を出すことが可能でした。でも今僕は考え方を変えています。つまり「作ったサイトの全部が利益を出さなくても良い」です。

幸いなことに、ホームページはコンテンツによっては、頻繁な更新を必要としないのです。ですからコンテンツさえ作れば、次々にサイトを増やすことができます。

原稿料を払って外部にコンテンツを依頼しても、そのサイトが赤字にさえならなければ、いつかは元を取ってわずかながらも貢献してくれるようになります。

そしてそれを積み上げる。「1サイトで1ヶ月で○百万の利益!」と謳う情報商材とは全く異なったアプローチ、それが僕が今考えている戦略です。


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